本の紹介
オススメ度:★★★★☆ 穴の中にいながら、すでに穴の外にいるかのようなものだった(p.261) 安部公房『砂の女』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.l…
オススメ度:★★★★★ 歴史は消すことも、作りかえることもできないの。それはあなたという存在を殺すのと同じだから。(p.46) 村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||functio…
オススメ度:★★★★☆ 私は骨格標本を集めている。変態だからではない。鳥類学者だからだ。(p.81) 川上和人『鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=…
オススメ度:★★★★★ 「人生よ。あたしはね、人生ってグミ・チョコレート・パインだと思うの」 大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScr…
オススメ度:★★★★☆ 「現実とは少し異なる理で作られ、自分にとって都合がいい快適な世界」——本書ではこれをメタバースと呼ぶ。(p.25) 岡嶋裕史『メタバースとは何か』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){argume…
オススメ度:★★★★☆ わたしはもっと目をこらす。ふいに頭に思い浮かんで、今目の前にあるすべてより色濃く見えてきたその光景が、いったいなんなのか思い出すために。(p.133) 角田光代『キッドナップ・ツアー』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliat…
オススメ度:★★★★☆ 「本当に、ここは変わらないわねえ。」 (p.70) 村田沙耶香『コンビニ人間』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(…
オススメ度:★★★★★ 「ことばとは、『ものの名前』ではない。」 (p.60) フランス文学者である内田樹が構造主義の入門書として書いた本。構造主義の解説ながら数式などは一切出てこず、具体例が多く挙げられているため初心者でもとても読みやすい本になって…
オススメ度:★★★★☆ 「それは、カトリック校の子たちは、国籍や民族性が違っても、家庭環境は似ていたからだよ。」(p.59) あらすじ ブレイディみかこの息子である「ぼく」の中学生活の最初の1年半をえがいたエッセイ。ブレイディ家はアイルランド人の父と…
オススメ度:★★★★★ 「重要なことは、知識の断片ではなく、自分の中にある知識を用いて、現実の出来事を説明できるようになることだ。」 (p.58) 博覧強記で知られる元外交官の佐藤優氏。 月平均300冊、多い月には500冊もの本を読む佐藤氏はどのように本を読…
オススメ度:★★★★☆ 今日ではデジタル革命が必要です。民主的な方法で「シリコンバレーの魔女たち」を王座から退位させなくてはなりません。(p.43) 「新実在論」にて一躍時の人となったマルクス・ガブリエル。大学ではシェリングを専攻し、まさにドイツ哲学…
オススメ度:★★★☆☆ 「安倍首相の現状認識は誤っている」 アベノミクスが始まってから7年以上が経つ。この間に安倍政権は戦後最長を更新し、日本経済史・政治史を振り返るうえでも欠かせない出来事となった。 この本ではアベノミクスの初めの3年間ほど(3本の…
オススメ度:★★★★☆ 目覚ましいスピードで技術革新・経済成長を遂げる世界。この世界はこれからどのような方向へ向かうのでしょうか。資本主義や民主主義はこのままのかたちでこれからも続くのでしょうか。 概要 NHK『欲望の資本主義』シリーズで話題の哲学者…
オススメ度:★★★☆☆ これからの時代のリーダーシップのあり方つを気構え・思考・行動の面からまとめた本。「 リーダーシップを張るのはリーダーだけではない」という考え方が印象的でした。組織の中で自分には何ができるのか考えさせられる本になりました。 …
オススメ度:★★★★☆ どうしてあの人はあんなに頭がいいのだろうか… あの人はどの教科でも要領良くこなすな… こんなこと思ったことありませんか?? どうしてあの人はいろんな教科ができて、自分はどの教科も上手くいかないのだろう。こんな悩みを持っている人…
オススメ度:★★★★★ 「世間というのは、君じゃないか」 太宰治の代表作の一つで累計で1000万部を超えるとされる大ベストセラー『人間失格』。 その死さえ軽く感じられるほどの堕落ぶりは共感できる人と、後味悪く感じる人に二分されると思います。 まだ読んで…
オススメ度:★★★★★ なかなか本を読んで涙が出るということはありませんが、この本は読むたびに涙腺が緩んでしまいます。 泣けるといっても、悲しいから泣いてしまうというわけではありません。優しさに触れて自然と涙がでるような、そんな感覚になる本です。…
オススメ度:★★★★★ 中学生に本を紹介するとしたら絶対にこの本を入れるでしょう。 この本はは小学6年の3人の少年たちが「人が死ぬところが見たい」という純粋な好奇心から近くに住む独居老人を観察しだす、というところからストーリーが始まっていきます。 …
オススメ度:★★★★☆ みなさん筋トレは好きですか!? 私は運動全般が苦手なので筋トレにもいいイメージがなかったのですが、そんな私でも読んだその日から腕立てを始めてしまうような、そんな強力な本です。 感想 最初に見つけた時は「またクセの強い自己啓発…
オススメ度:★★★★☆ みなさんはサブカルと聞いてどんなイメージがあるでしょうか。 今でいうとビレッジヴァンガードにおいてあるような斜に構えていたりズレているような漫画やコンテンツというイメージがありますが、ひと昔前のサブカルはもっとアングラな世…
オススメ度:★★★☆☆ ミレニアム問題であるポアンカレ予想を解いたロシア人の天才数学者ペレルマンにスポットライトをあてたフィクション作品。訳は『フェルマーの最終定理』で有名な青木薫氏。 ソ連の数学(教育)事情なども描かれていて、共産圏の雰囲気の一…
オススメ度:★★★☆☆ みなさんは文系学部のついてどんな印象がありますか? 文系の大学生と言うとどうも適当に授業を受けてあとはバイトやサークルに明け暮れている人たちを思い浮かべることが多いんじゃないでしょうか。 大学における人文学には、どのような…
オススメ度:★★★★★ 哲学初心者にもオススメされることの多い、ルネ・デカルトの『方法序説』。 岩波文庫で100ページほどの薄い本ですが代表的な古典として絶大な人気を集めています。 今回はこの『方法序説』を簡単にまとめ、さらにデカルトがなぜ「近代哲学…
2019年も早いもので、 あっという間に最終日になってしまいました。 今年は夏もそこまで暑くならず比較的過ごしやすい気候でしたね。 去年思うように本が読めなかった分、今年はたくさん読もうと思い時間を見つけては少しずつ読んできました。 僭越ながら今…
オススメ度:★★★★☆ 男性のみなさま、人生でモテたいと思ったことはありますか?? この本では読む人によっては怒ってしまうような、身も蓋もないモテ理論が惜しげもなく語られています。 終始痛快な語り口で、読み物としても十分面白いです。 どんな本? 本…
オススメ度:★★★★☆ 小さい頃、毎週欠かさずドラえもんを見るのが日課でした。 ドラえもんの人気の秘訣は、魔法じゃなくて科学だからじゃないでしょうか?魔法にはない科学の「いつか本当に出来るかも」という期待が、私たちを引きつけます。 どんな本か? 本…
オススメ度:★★★★☆ 自分が自分じゃない、あるいは自分が完全でない感じることありますよね。この欠けた気持ちを埋めようとするのが恋愛なのでしょうか。 あらすじ 「つまりね、記号と象徴のちがいってなあに?」(p.44) 22歳の春にすみれは生まれて初めて恋を…
オススメ度:★★☆☆☆ アメリカで大人気のコラムニストが書いたビジネスマン向けの自己啓発本です。いい事は書いてあるのですが、内容の薄さは否めなかったので★2にしました。 この本をオススメしたい人 ・単調な仕事に辟易している人 あらすじ 吹雪で閉鎖され…
みなさんは電子書籍を使っていますか。 私は最近Amazonのプライムリーディングを利用するようになりました。はじめは電子書籍に抵抗がありましたが、慣れてくるとちょっとした待ち時間にすぐ読めて便利です。(あれだけ種類があって追加料金無しは大きいです…
オススメ度:★★★★☆ 私自身英語はあまり得意ではなく、英会話となると尻込みしてしまいます。しかし、この本はそんな私でも読みやすく、読んでいると英語を話したい!と思えてくる、そんな本です。 この本をオススメしたい人 ・英語は読めるけど話せない・使…