本と絵画とリベラルアーツ

本と絵画の解説

本の紹介

【本の紹介】河合隼雄『こころの処方箋』

オススメ度:☆☆☆☆ 新潮文庫の100冊にも選ばれている名著『こころの処方箋』。"当たり前"だけど忘れてしまっている人間関係や日本人特有の性質を再認識することができます。本書の中で私が気に入ったものをいくつか紹介したいと思います! この本をオススメし…

【本の紹介】村上春樹『ノルウェイの森』【あらすじと感想】

オススメ度:☆☆☆☆☆☆ 発行部数上下巻合わせ1000万部越えの村上春樹の大ベストセラーです。 心が壊れる崖っぷちを生き、交わる人たちの姿に胸がいっぱいになりました。読み終わった後しばらく世界から出られずぼーっとしていました。 この本をオススメした…

2019年9月の読書結果

予定がぎっしり詰まった9月はあっという間に過ぎていきました。出かける用事が多くあまり本は読めませんでしたが、出かけるときには必ずリュックに2冊ほど本を忍ばせておくことは欠かさずにいました。 10月はもっと読めるといいなあ。 『さくらえび』 著…

【本の紹介】朝井リョウ『何者』【あらすじと感想】

オススメ度:☆☆☆☆☆☆ 久々に読んでいてゾワッとした作品。初めて朝井リョウさんの作品を読みましたが、一発でファンになりました。SNSネイティブ世代の方ならきっと共感できる内容になっています。 この本をオススメしたい人 ・就活生orこれから就活する大学…

【本の紹介】佐藤雅美『薩摩藩 経済官僚』【調所笑左衛門】

オススメ度:☆☆☆ みなさんは調所笑左衛門という武士をご存じでしょうか。調所笑左衛門とは茶坊主上がりの薩摩藩の武士で、破産の危機に瀕していた薩摩藩の財政改革を行い、藩の再建に成功した男です。 この本は調所笑左衛門の半生を小説にしたものです。 こ…

2019年8月の読書結果

7月には冷夏、冷夏と心配していましたが、蓋を開けてみれば今年もそれなりに暑かったですね。念願だったクーラーの効いた部屋でのアイスも呆れるほど食べました。ちなみにオススメは牧場しぼりのラムレーズンです。 休み期間は電車に乗る機会が減るので自ず…

【本の紹介】恩田陸『蜜蜂と遠雷』【感想】

オススメ度:☆☆☆☆☆ 久々に恩田陸さんの小説を読んだ。 前に高校生の時に読んだ『夜のピクニック』以来、数年ぶりに読んだ。 www.artbook2020.com 調べてみると『寄るのピクニック』も『蜜蜂と遠雷』も本屋大賞を受賞した作品らしく、いいとこどりしてしまっ…

【本の紹介】小宮一慶『「日経新聞」最大活用術』

オススメ度:☆☆☆☆ 数ある新聞の中でも、ビジネスマンや経済学生が読まなくてはいけないのが日経新聞。 詳しい情報と硬派な内容が人気で、特に経済・政治・国際関連に関しては他紙の追随を許さない。 社会人や学生の中にも読まなくてはいけないなと思いつつ、…

【本の紹介】植木理恵『シロクマのことだけは考えるな!』

オススメ度:☆☆☆ 近年の心理学ブームのはしりになった『シロクマのことだけは考えるな!』。 氾濫する初心者向け心理学書よりは、科学的な説明がなされている。 心理学に興味を持つには丁度いい本だが、多少なりともかじったことがある人には物足りないボリ…

2019年7月の読書結果

今年の7月は冷夏でした。 例年であれば30度を超える日々が始まり子どもたちはプール開きに大喜びとなるはずでしたが、今年の小学生は可愛そうですね。心からプールの授業をとらなくてよかったと感じています。 下旬になりやや暑い日も出てきましたが、私が求…

【本の紹介】伊神満『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』【要約と感想】

オススメ度:☆☆☆☆ シュンペーターによって提案された イノベーション(破壊的創造)。 新しく生み出された製品や技術が旧製品や旧技術を破壊し、乗り越えることで社会が更新されていく。 こういった歴史的パターンを経済学では「イノベーション」と呼んでいる。…

【本の紹介】瀬川松子『中学受験の失敗学』【要約と感想】

オススメ度 : ☆☆☆☆ 年々過熱していく中学受験市場。 たくさんのサクセスストーリーが生まれる裏側では、その何倍もの屍が横たわっている。 筆者は10年以上の経験を持つ家庭教師。 子供と親との間という一番近くで中学受験を見つめる筆者は中学受験に対する疑…

【本の紹介】えらいてんちょう「しょぼい起業で生きていく」

前回の冬に大学の近くの本屋で平積みされている「しょぼい起業で生きていく」を見つけました。筆者はえらいてんちょうさん。 不思議なタイトルと につられてついつい手を出しました。 そしてページをめくり、いきなり最初の部分で心を射抜かれました。 「朝…

【本の紹介】村上龍『限りなく透明に近いブルー』

オススメ度 : ☆☆ 1976年に発行、同年第75回芥川賞を受賞した登場24歳だった村上龍によって書かれた彼の代表作「限りなく透明に近いブルー」。 単行本・文庫本の発行部数の合計ではおよそ370万部で芥川賞受賞作の中で史上1位の大ヒット作。 市のおよそ3分の1…

2019年6月の読書結果

今年の梅雨は例年にも増して過ごしにくい季節でした。 降るんだか降らないんだかよく分からない天気模様に、突然暑くなる異常気象。ただでさえ憂鬱な日々に低気圧が重くのしかかります。 春の気持ちいい青空の下では木陰で読書するのも楽しみの一つですが、…

「ボクの音楽武者修行(小澤征爾)」は最高の若者を教えてくれる 

今日は目が覚めると、すでに正午を回ってしまっていた。いっそのこともう一眠りしようかと思ったが、せっかくの休日を丸一日怠惰に過ごすのもったいないので、映画を見ることにした。 前回2まで見ていたミッションインポッシブルの3を見た。下馬評通り今作は…

「ぼくらの七日間戦争」は3度楽しめる

オススメ度:☆☆☆☆ ある夏休みを翌日に控えた暑い夏の日、東京の下町にある1年生のクラスの男子生徒全員が忽然と消えてしまった。大人たちは事故か誘拐かと困惑する。彼らはどこに消えたのであろうか。大人たちの心配をよそに、彼らはある場所に集まっていた…