2024-01-01から1年間の記事一覧
オススメ度:★★☆☆☆ 「カッコいい」かどうかを基準に生きる(p.42) キム・ダスル『人生は気分が10割』 本書のエッセンス・HSP向けの本・「カッコいいか」を基準に生きる・日本も韓国も悩みは同じ HSP向けの本 韓国で有名なエッセイスト キム・ダスルによる、現…
オススメ度:★★★★★ 悪いけどライリーのことを幸せにしたいの 『インサイド・ヘッド』 本書のエッセンス・話の組み立て方が天才・単純な笑いからシリアスなユーモアまで・ヨロコビの人格設定が秀逸 あらすじ 人々の頭の中には様々な感情が共存している。 喜び…
オススメ度:★★★☆☆ 私たちの社会で分極化が進んだのは偶然ではありません。相手を見て、においをかいで、触れていないからです。(p.76) マルクス・ガブリエル『わかりあえない他者と生きる』 本書のエッセンス・自国民と移民の完全平等は可能か?・相互理解…
オススメ度:★★★★★ 『インサイド・ヘッド2』 本作のエッセンス・自分の中の抑圧された感情に優しくなれる・思春期表現が秀逸・脳内事象の具現化がうまい あらすじ 高校入学を控える少女ライリー。彼女の頭の中には人格を持った5つの感情がおり、ヨロコビ、カ…
2024年8月、フランスではパリ五輪が開催され、日本では南海トラフのリスクが叫ばれる中、私は単身マニラにいた。 ひしゃげたジプニーがクラクションを絶え間なく鳴らし、夜には痩せた野犬が跋扈するマニラで私が見てきたものを4回に分けてご紹介する第4弾。 …
2024年8月、フランスではパリ五輪が開催され、日本では南海トラフのリスクが叫ばれる中、私は単身マニラにいた。 ひしゃげたジプニーがクラクションを絶え間なく鳴らし、夜には痩せた野犬が跋扈するマニラで私が見てきたものを4回に分けてご紹介する第3弾。 …
2024年8月、フランスではパリ五輪が開催され、日本では南海トラフのリスクが叫ばれる中、私は単身マニラにいた。 ひしゃげたジプニーがクラクションを絶え間なく鳴らし、夜には痩せた野犬が跋扈するマニラで私が見てきたものを4回に分けてご紹介する第2弾。 …
2024年8月、フランスではパリ五輪が開催され、日本では南海トラフのリスクが叫ばれる中、私は単身マニラにいた。 ひしゃげたジプニーがクラクションを絶え間なく鳴らし、夜には痩せた野犬が跋扈するマニラで私が見てきたものを4回に分けてご紹介する第1弾。 …
オススメ度:★★★☆☆ そのダメージのたびに、私は体重を失い、動けなくなった。十代の頃のように、その土地から逃れることはしなかったが、魂が体から抜け、アフリカやヨーロッパや南極まで容易に飛んでいった。(p.22) 西加奈子『白いしるし』 本書のエッセン…
オススメ度:★★★★★ 〝いいかい? 君はいつの日か、君が本当に届けたい人に、本当に届けたい何かを届けるんだ〟 中村航『星に願いを、月に祈りを』 本書のエッセンス・青春夏小説・村上春樹:角田光代 = 2:8・夢と現実が同時にあるような読書体験 あらすじ …
オススメ度:★★★☆☆ 本を読まない人を好きなの?(p.73) 角田光代『さがしもの』 本書のエッセンス・本にまつわる短編集・本とのかかわりは人それぞれ・気軽な気持ちで楽しんで最後まで読める あらすじ 古本屋に持ち込むと「あんたこれ売っちゃうの?」と訊か…
オススメ度:★★★★★ 西村賢太『苦役列車』 本書のエッセンス・不条理な階級による差異が浮き彫りになっている・身体性を帯びた迫力ある文章 あらすじ 中学を卒業するとそのまま家を出て、19歳になる今日まで東京で日雇い労働者として生きる北町貫多。 プライ…
オススメ度:★★★★☆ 「拓ってへんな人ね。どうして、そんなつまらんないこと知ってるの」(Ⅱp.308) 氷室冴子『海がきこえる』 本書のエッセンス・最高の青春小説・ワガママな里伽子が魅力的 鈴木敏夫とジブリ展にて 先日、横須賀美術館で開催されていた「鈴木…
オススメ度:★★★★☆ 豊かになっているはずの将来の自分のために、若く貧乏な今の自分から金をむしり取っていた。(p.27) ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO』 本書のエッセンス・キリギリス型から脱却し人生の最大化を目指せ・人生の最後に残るのは「思い出」だ…
オススメ度:★★★★★ 『グッド・ウィル・ハンティング』 本書のエッセンス・才能では人は幸せになれない あらすじ 青年ウィルはMITの清掃員として働きながら、素行の悪い友人たちとつるみ、時に警察の世話になるような生活を送っていた。 ある日ウィルは廊下に…
オススメ度:★★★★★ でも若い僕にとっては、文体こそがすべてだった。(p.69) 島田潤一郎『長い読書』 本書のエッセンス・読書好きの気持ちが見事に言語化されている・小説はつくり話だとバレてはいけない・好み過ぎる文体 感想 みすず書房といえば人文学書の…
オススメ度:★★★★☆ 「わたし以上の適任者はいないと思ったからだ」(p.114) 宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』 本書のエッセンス・成瀬のカリスマで周囲が変わっていく話・前作同様、爽快さを感じられる読み味 あらすじ 北川みらいはときめき小学校に通う4年…
オススメ度:★★★★☆ 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」(p.6) 宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』 本書のエッセンス・『キケン』を彷彿とさせる青春夏小説・真っ直ぐな異端児・成瀬を内と外から描いている・全編通して爽やかな読み味 あらすじ …
オススメ度:★★★★★ 今井むつみ・秋田喜美『言葉の本質』 本書のエッセンス・分かるということは、間接的に身体的経験しているということ・子どもは仮説形成推論によって爆発的な言語習得を行っている・ヒトだけが対称性推論を持ち、言語を手に入れた 言語の…
オススメ度:★★★★☆ 良い課題提出ができる人は、課題が与えられる前から、すでに何かしらその領域ないしはそのクリエイターについて何度も考えている。普段から、日常的に。(p.40) 菅付雅信『天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。』 本書のエッセンス…
オススメ度:★★★☆☆ 「自分の失敗なんか、自分以外で覚えている人はいない。だから自分が忘れたらそれで終わりだよ」(p.231) ちきりん『ゆるく考えよう』 本書のエッセンス・常識や通念を特別視せず、フラットに考える・自分の感覚が一番大切・表現方法は言葉…
オススメ度:★★★★☆ フィードバックがないと人はバカになる(p.96) 竹内薫『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』 本書のエッセンス・バカだと思われているとバカに育つ・フィードバックを受けないとバカになっていく 感想 仕事量と責任の負荷に負け…
オススメ度:★★★★☆ 一條次郎『ざんねんなスパイ』 本書のエッセンス・ドタバタ劇系・73歳の実務未経験のスパイが市長暗殺を命じられる 感想 73歳でこれまで一度もミッションに呼ばれたことないスパイ・ルーキーが、二ホーン国のある市長の暗殺を命じられるが…
オススメ度:★★★☆☆ いつ死ぬかわからんし、などと相手に興覚めさせるような事は言えなかった。(p.172) 太宰治『津軽』 本書のエッセンス・太宰の死の4年前に書かれた・故郷津軽をめぐる・真の目的は母代わりの"たけ"と人生の最後に会うこと たった一つの旅の…
オススメ度:★★★★☆ 山口周『外資系コンサルのスライド作成術』 本書のエッセンス・紙が先、パワーポイントが後・インクの量=情報量であり、情報量の増加は必ずしもわかりやすさではない・色は3色まで、基本はモノクロで100%の完成度までもっていける まとめ …
オススメ度:★★☆☆☆ 清水大吾『資本主義の中心で、資本主義を変える』 本書のエッセンス・GSの中で持続可能な社会を目指して闘った男の話・具体的には政策保有株式解消を目指していた・「資本主義」の分析が不十分に感じられた 感想 世界最強の投資銀行とも呼…
オススメ度:★★★★★ 私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ!メロス。(p.177) 太宰治『走れメロス』 著者:太宰治(1909〜1948) 東京帝国大学仏文科中退。本名は津島修司。自殺未遂、麻薬中毒と破滅的な生活を送りながら作品を次々に執…
オススメ度:★★★★☆ 「僕はね、キザのようですけど、死にたくて、仕様が無いんです。生れた時から、死ぬことばかり考えたいたんだ。皆んなのためにも、死んだ方がいいんです。それはもう、たしかなんだ。それでいて、なかなか死なない。へんな、こわい神様み…
オススメ度:★★★★☆ ほんとうに生きるということは、自分で自分を崖から突き落とし、自分と戦って、運命をきりひらいていくことなんだ。(p.33) 岡本太郎『自分の中に毒を持て』 本書のエッセンス・岡本太郎が生き方について語った本・ただ「尖れ」と言ってい…
オススメ度:★★★★★★ つまりプロジェクトというのは、一種の「作品」だということです。(p.85) 山口周『外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント』 本書のエッセンス・PMとはPJTという作品をつくるこの上なく面白い仕事・炎上しないプロジェクトには…