本と絵画とリベラルアーツ

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2024-01-01から1年間の記事一覧

【本の紹介】太宰治『津軽』

オススメ度:★★★☆☆ いつ死ぬかわからんし、などと相手に興覚めさせるような事は言えなかった。(p.172) 太宰治『津軽』 本書のエッセンス・太宰の死の4年前に書かれた・故郷津軽をめぐる・真の目的は母代わりの"たけ"と人生の最後に会うこと たった一つの旅の…

【本の紹介】山口周『外資系コンサルのスライド作成術』

オススメ度:★★★★☆ 山口周『外資系コンサルのスライド作成術』 本書のエッセンス・紙が先、パワーポイントが後・インクの量=情報量であり、情報量の増加は必ずしもわかりやすさではない・色は3色まで、基本はモノクロで100%の完成度までもっていける まとめ …

【ゴールドマン・サックス】清水大吾『資本主義の中心で、資本主義を変える』

オススメ度:★★☆☆☆ 清水大吾『資本主義の中心で、資本主義を変える』 本書のエッセンス・GSの中で持続可能な社会を目指して闘った男の話・具体的には政策保有株式解消を目指していた・「資本主義」の分析が不十分に感じられた 感想 世界最強の投資銀行とも呼…

【諦めかけたあなたへ】太宰治『走れメロス』【感想】

オススメ度:★★★★★ 私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ!メロス。(p.177) 太宰治『走れメロス』 著者:太宰治(1909〜1948) 東京帝国大学仏文科中退。本名は津島修司。自殺未遂、麻薬中毒と破滅的な生活を送りながら作品を次々に執…

【本の紹介】太宰治『ヴィヨンの妻』

オススメ度:★★★★☆ 「僕はね、キザのようですけど、死にたくて、仕様が無いんです。生れた時から、死ぬことばかり考えたいたんだ。皆んなのためにも、死んだ方がいいんです。それはもう、たしかなんだ。それでいて、なかなか死なない。へんな、こわい神様み…

【今この瞬間を生きろ】岡本太郎『自分の中に毒を持て』

オススメ度:★★★★☆ ほんとうに生きるということは、自分で自分を崖から突き落とし、自分と戦って、運命をきりひらいていくことなんだ。(p.33) 岡本太郎『自分の中に毒を持て』 本書のエッセンス・岡本太郎が生き方について語った本・ただ「尖れ」と言ってい…

【名著】山口周『外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント』【炎上しないプロジェクト】

オススメ度:★★★★★★ つまりプロジェクトというのは、一種の「作品」だということです。(p.85) 山口周『外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント』 本書のエッセンス・PMとはPJTという作品をつくるこの上なく面白い仕事・炎上しないプロジェクトには…

【本の紹介】渋沢栄一『現代語訳 論語と算盤』

オススメ度:★★★★☆ 「ソロバンは『論語』によってできている。だからこそ『論語』とソロバンは、とてもかけ離れているように見えて、実はとても近いものである」(p.13) 渋沢栄一『現代語訳 論語と算盤』 感想・まとめ 日本経済の父である渋沢栄一による、ビ…