本の紹介-哲学・古典
オススメ度:★★★☆☆ 存在も見方も多様でありながら、誰もが常に同一の対象に関わっているという事実こそがリアリティを保証するのである。(p.76) 牧野雅彦『ハンナ・アレント 全体主義という悪夢』 著者:牧野雅彦(1955~) 神奈川県生れ。広島大学大学院社会科…
オススメ度:★★★★★ 「ことばとは、『ものの名前』ではない。」 (p.60) フランス文学者である内田樹が構造主義の入門書として書いた本。構造主義の解説ながら数式などは一切出てこず、具体例が多く挙げられているため初心者でもとても読みやすい本になって…
オススメ度:★★★★☆ 今日ではデジタル革命が必要です。民主的な方法で「シリコンバレーの魔女たち」を王座から退位させなくてはなりません。(p.43) 「新実在論」にて一躍時の人となったマルクス・ガブリエル。大学ではシェリングを専攻し、まさにドイツ哲学…
オススメ度:★★★★☆ 目覚ましいスピードで技術革新・経済成長を遂げる世界。この世界はこれからどのような方向へ向かうのでしょうか。資本主義や民主主義はこのままのかたちでこれからも続くのでしょうか。 概要 NHK『欲望の資本主義』シリーズで話題の哲学者…
オススメ度:★★★★★ 哲学初心者にもオススメされることの多い、ルネ・デカルトの『方法序説』。 岩波文庫で100ページほどの薄い本ですが代表的な古典として絶大な人気を集めています。 今回はこの『方法序説』を簡単にまとめ、さらにデカルトがなぜ「近代哲学…