本と絵画とリベラルアーツ

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本の紹介-数学・科学

【本の紹介】川上和人『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』【感想】

オススメ度:★★★★☆ ガラパゴスとは、スペイン語で「ゾウガメの」という意味だ。ガラパゴスゾウガメとは、シュールな名前だ。(p.374) 川上和人『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 鳥類学者である川上和人氏が、鳥類学の知見をもとに恐竜のなぞに迫る科学エッセ…

【本の紹介】『ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』【AI活用法】

オススメ度:★★★☆☆ 『ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』 2022年11月に発表され、瞬く間に世界中から注目を集めた対話型AI ChatGPT。まるで普通の人間とチャットで会話しているかのような使い勝手と性能を持つ。対話型AIの登場は産業革命以来の革新とも呼ばれ…

【本の紹介】竹内薫『99.9%は仮説』

オススメ度:★★★☆☆ 「そんなことありえない」と頭ごなしに否定するのではなく、「限りなく黒に近いかもしれないけど、これもやっぱり仮説のひとつだ」と肯定的に捉えるべきなのです。(p.203) 竹内薫『99%は仮説』 著者:竹内薫(1960~) 東京都生れ。サイエン…

稲垣栄洋『世界史を大きく動かした植物』

オススメ度:★★★★★ マヤの伝説では、人間はトウモロコシから作られたとされている。人間がトウモロコシを創り出したのではなく、人間の方が後なのだ。 稲垣栄洋『世界史を大きく動かした植物』 人類の歴史は、常に植物と共にあった。食べ物として、衣服とし…

【本の紹介】マーシャ・ガッセン『完全なる証明』【感想・書評】

オススメ度:★★★☆☆ ミレニアム問題であるポアンカレ予想を解いたロシア人の天才数学者ペレルマンにスポットライトをあてたフィクション作品。訳は『フェルマーの最終定理』で有名な青木薫氏。 ソ連の数学(教育)事情なども描かれていて、共産圏の雰囲気の一…

【本の紹介】松原隆彦『文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る』

オススメ度:★★★★☆ 小さい頃、毎週欠かさずドラえもんを見るのが日課でした。 ドラえもんの人気の秘訣は、魔法じゃなくて科学だからじゃないでしょうか?魔法にはない科学の「いつか本当に出来るかも」という期待が、私たちを引きつけます。 どんな本か? 本…

【本の紹介】永野裕之『ふたたびの高校数学』【書評・内容】

オススメ度:★★★☆☆ みなさんは高校時代数学は好きでしたか??私は公文に長く通っていたこともあり、数学は1番の得点源でした。 この本は一言で言えば大人向けの高校数学の教科書です。もう一度数学に取り組んでみたい、という人が手元に置いておくにはとて…