2025-01-01から1年間の記事一覧
オススメ度:★★★★★★ 会うべき人に出会えるのが幸せなのは、夫婦や恋人だけじゃない。この曲を聴くと、それがよくわかる。(p.250) 瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』 あらすじ 親の都合により、高校卒業までに苗字が3回変わり家族の形が7回変わってきた…
解釈と物語 解釈によって自分の物語がつくられる 人生に意味などあるのだろうか。 偶然の重なりによって地球上に有機物がうまれ、より複雑な構造を獲得し、生命が誕生し、進化を繰り返し、人類となり、たまたま私たちとなった。 すべては無数の施行が生み出…
オススメ度:★★★★★ 決して少なくない人が、自ら何らかの中毒に陥りたがっているということです(p.181) 朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』 あらすじ 物語は3人の視点から語られる。 久保田慶彦 レコード会社に勤める49歳のサラリーマン。かつては自身の好…
オススメ度:★★★★★ まるで果てしない宇宙空間に思考が解き放たれ、駆けめぐっていくかのような経験。こうした経験は、星の名前を一つも知らなくても、子どもと分かち合うことができます。美を深く味わい、いま見ているものの意味に思いをめぐらせてみるため…
ル・ラゴンに泊まってきた 友人らと山梨県・山中湖畔にある、フレンチレストランを併設したペンションに泊まってきた。 食事だけでなく店主のお母さんのキャラクターもすてきだったので紹介したい。 ル・ラゴンに泊まってきた 山中湖の湖畔にあるペンション…
ウロウロした文章。ほんとの雑記。 未知・自己と他者・無意識 未知 分からないことがたくさんある。 歳を取れば分かることが増えると思っていたのに、予想に反してわからないことは増え続けている。 勉強すればするほど、知ろうとすればするほど分からないこ…
ビジネスは劣決定系 数学と仕事は似ている 数学の問題を解くことと仕事は似てるなと漠然と思っていた。 仕事の一つの課題にじっくり取り組み、考え悩み、答えが出た時の一連の感覚が、学生のとき数学の問題を解いていたときの感覚とよく似ていると感じていた…
賞賛の多い生涯を送ってきました 賞賛の多い生涯を送ってきました いい子だと言われて育ってきた。 幼稚園に入ってから大人になるまで、どこへ行っても「いい子だ」「真面目だ」「安心感がある」と言われてきた。 おかげで大人たちには気に入られることが多…
オススメ度:★★★★★ 誰かに話を聞いてほしかった。慰めてほしかった。架くんとその女友達をひどいと言って、一緒に怒ってほしかった。(p.354) 辻村深月『傲慢と善良』 本書のエッセンス・「ドキリ」とさせられる小説・緻密な人物描写が秀逸 あらすじ 結婚披露…
気象庁は2025年7月を1898年の統計開始以降の7月でもっとも暑い7月であると発表した。 8月5日には群馬県伊勢崎市で国内観測史上1位となる41.8℃を観測。連日の酷暑に耐えかね、友人と向かった先はこれまた記録的な猛暑にあえぐパリであった。 【パリ5泊灼熱旅…
気象庁は2025年7月を1898年の統計開始以降の7月でもっとも暑い7月であると発表した。 8月5日には群馬県伊勢崎市で国内観測史上1位となる41.8℃を観測。連日の酷暑に耐えかね、友人と向かった先はこれまた記録的な猛暑にあえぐパリであった。 【パリ5泊灼熱旅…
気象庁は2025年7月を1898年の統計開始以降の7月でもっとも暑い7月であると発表した。 8月5日には群馬県伊勢崎市で国内観測史上1位となる41.8℃を観測。連日の酷暑に耐えかね、友人と向かった先はこれまた記録的な猛暑にあえぐパリであった。 【パリ5泊灼熱旅…
気象庁は2025年7月を1898年の統計開始以降の7月でもっとも暑い7月であると発表した。 8月5日には群馬県伊勢崎市で国内観測史上1位となる41.8℃を観測。連日の酷暑に耐えかね、友人と向かった先はこれまた記録的な猛暑にあえぐパリであった。 【パリ5泊灼熱旅…
気象庁は2025年7月を1898年の統計開始以降の7月でもっとも暑い7月であると発表した。 8月5日には群馬県伊勢崎市で国内観測史上1位となる41.8℃を観測。連日の酷暑に耐えかね、友人と向かった先はこれまた記録的な猛暑にあえぐパリであった。 【パリ5泊灼熱旅…
オススメ度:★★★★☆ 芥川龍之介『蜘蛛の糸・杜子春』 本書のエッセンス・芥川の児童文学短編集・現実とファンタジーの間を楽しめる あらすじ 御釈迦様がご慈悲でたらした一筋の蜘蛛の糸にすがりつくカンダタと群がる無数の罪人らを通してエゴイズムをえがいた…
オススメ度:★★★★★ 「おい、地獄さ行ぐんだで!」(p.8) 小林多喜二『蟹工船・党生活者』 本書のエッセンス・迫力ある地獄の描写・生々しいむき出しの資本主義が感じられる あらすじ<蟹工船> 漁船であり、工場でありそしてそのどちらの規制からも掻い潜ったド…
オススメ度:★★★★☆ 杉は全身の翠に水滴を飾り、夕陽は水滴を飾ってダイヤモンドにしていた。(p.156) 幸田文『木』 本書のエッセンス・読書の楽しみを再発見できる・「木」というテーマが新鮮で面白い・見えているようで何も見えていないと気付かされる 感想 …
ドライサウナのような働き方 ドライサウナのような働き方 私はサウナが好きだ。 サウナの中でもミストサウナよりもドライサウナの方がいい。 ミストサウナは汗なのか湿気なのかわからない水滴がさらさらと皮膚をつたうのを眺めながら、湿度ばかりが高い生ぬ…
オススメ度:★★★★☆ 「自分の後ろには、もう誰もいない」と思ってみる 川村隆『ザ・ラストマン』 本書のエッセンス・責任を負えば当事者意識が湧き、仕事が面白くなる・修羅場体験で人は「覚醒」する・山より大きいイノシシは出ない、悩むより行動すべし 感想…
オススメ度:★★★★★★ 自己に対するごまかしこそ生きがい感を何よりも損なうものである。(p.40) 神谷美恵子『生きがいについて』 本書のエッセンス・未来を向いているとき「生きがい」を感じられる・目標達成は本質的には目的ではない・自己に対するごまかしが…
クリスタルロータス予約からメール、来店まで 2025年4月中旬ごろ、香港ディズニーランドホテル内にあるレストラン「クリスタルロータス」に訪問してきた。 予約方法がメール経由などやや複雑で、また私の場合途中予約の変更を行うなど不安要素が多々あった。…
記事にしなかった本たち(2025年上半期) 本を読んだ時にどれくらい豊かな感想を持てるかは、本の内容と自分自身の精神状態によって左右される。 面白かったり気が上向いているときにはとめどなく感想があふれてくるし、あまり刺さらなかったり気が乗っていな…
映画『海がきこえる』 感想 2024年の渋谷Bunkamuraでのリバイバル上演に続き、今年2025年も『海がきこえる』のリバイバル上映が行われている。 去年から上映劇場が大幅に増え今年は100以上の映画館で上映されていることから、この映画の根強い人気が伺える。…
ITストラテジスト(ST)合格法 はじめに 令和7年度春期(2025年)のITストラテジスト試験を受験し無事合格することができました。 今回独学でテキスト2冊で挑み、コスパのいい勉強ができたと思っているので今後受験を考えられている方の参考に内容をまとめまし…
オススメ度:★★★☆☆ 不思議なことに、そのあとは、もう立ち止まらなかった。(p.95) 原田マハ『本日は、お日柄もよく』 本書のエッセンス・スピーチの極意・女性の王道サクセスストーリー あらすじ 老舗製菓メーカー「トウタカ製菓」の普通のOLである二ノ宮こ…
オススメ度:★★★★★★ 過労と睡眠不足を嘆いてみせることで、自分が必死にやっていることを証明したいのだ(p.190) デボラ・ザック『一点集中術』 本書のエッセンス・目の前のタスクや会議、相手に集中せよ・マルチタスクは単なるタスク・スイッチで非効率・集…
オススメ度:★★★★☆ 『どこまでやったらクビになるか』 本書のエッセンス・大学教授が書いた労働法の本・具体例が面白くわかりやすい・裁判では労働者がつよい 感想 最寄り駅の書店にふと立ち寄った時、平積みで並べられていたある本が目に入った。タイトルは…
オススメ度:★★★★★ ラストスパートこそ諸悪の根源です。そのことを絶対に忘れないでください。(p.184) 中島聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』 本書のエッセンス・「ラストスパート志向」が諸悪の根源・集中力の秘訣は「界王拳」・マルチタスクこそ、…
オススメ度:★★★★☆ 日本にいるときはトランジット(p.111) 東松寛文『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』 本書のエッセンス・サラリーマンを続けながら世界旅行を楽しんでいる・3連休あればイランに行ける 感想 去年パスポートを数年ぶりに更新してから…
オススメ度:★★★★☆ 水切りの石跳ねていく来世ではあなたのために桃を剥きたい(p.49) 岡本真帆『水上バス浅草行き』 本書のエッセンス・何気ない幸せの断面を切り取った短編集・短い文章から情景が浮かび上がってくる・おだやかなテンポで読める 感想 西日暮…



