本と絵画とリベラルアーツ

※弊サイト上の商品紹介にはプロモーションが使用されています

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【本の紹介】見城徹『読書という荒野』

オススメ度:★★★☆☆ 読書とは「何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるか」だ(p.5) 見城徹『読書という荒野』 本書のエッセンス・見城徹は"究極のロマンチスト"・読書によって思考するための言葉が得られる・見城と生きた作家たちとの秘話 感想 幻冬…

話を聞いてほしくてエッセイを読む

誰かに話を聞いてほしくてエッセイを読む だれかに話を聞いて欲しいとき、私はエッセイを読む。 書き手は問わない。書店で目のあったエッセイを手に取り、無心で文章を追っていく。 本を読むのに、話を聞いてもらうというのは変な話かもしれない。本は沈黙し…

【本の紹介】千葉雅也『センスの哲学』に全部書いてあった

オススメ度:★★★★★ 「センスがいい」というのは、ちょっとドキッとする言い方だと思うんですよ。(p.10) 千葉雅也『センスの哲学』 本書のエッセンス・「センス」とはリズムである・リズムはアナログ/デジタルの両側面を持つ・リズムは反復と差異から成る あ…

【普通なる人の使命について】角田光代『タラント』

オススメ度:★★★★☆ 挫折したら、そうしたらまた、ちいさな私たちの使命をさがそう。(p.551) 角田光代『タラント』 本書のエッセンス・発展途上国ボランティアにのめりこんだ学生時代のみのり・義足の祖父、不登校の甥、若きパラアスリート・点と点がつながり…