美術館巡りにハマる人のきっかけはどのようなものがあるでしょう。
先日気になって美術館や絵画が好きな知人にアンケートを取ったところ、驚くことにその答えは一致していました。
他の理由もあるかもしれませんが、美術館にハマったきっかけについて書きました。
美術館や絵画が気になっている、趣味にしたいという方は是非参考にしてみてください。
こんな人におすすめ
・絵画には興味があるけれど、何から始めればいいか分からない
・美術館巡りを趣味にしたい
美術館にハマるきっかけ
本物の絵画を見ること
絵画に興味を持つきっかけは様々でも、美術館に通うようになるのは巨匠の本物の絵を見ることがきっかけになることが多いです。有名な絵でも、写真で見るのと本物を見るのとでは大きな違いがあります。
これには2つ理由があると思います。
一つ目は本物の絵画そのものが放つ存在感です。普通展覧会が開かれたり、有名な美術館に置かれるような作品は何十年、何百年も評価された作品ばかりです。
"古典"というのは絵画に限らず何か"すごみ"を放っています。そういった本物のすごみに触れることは、絵画鑑賞に引き込まれる大きな要因になります。
二つ目は美術館自体の雰囲気です。絵画が好きだという人は、美術館の雰囲気自体が好きな人が多いです。
落ち着いた荘厳な建物の中で、ゆったりとした時間を楽しみことができます、
私が美術館にハマったのはブリューゲルの「バベルの塔」を見たのがきっかけでした。大学受験の時に模試でこの絵が出ましたが間違えてしまい、悔しさから見に行きました。
私の知人が美術館巡りにハマったのも、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を見たことでした。
絵画は美術館に足を運び実際に見ることでその本当の良さがわかります。もし絵画について興味のある方は、まずは一度美術館に行ってみましょう。
きっとその魅力にハマると思います。
今開催中のオススメの展覧会
現在(10/2)開催中、または近々開催される特別展の中で、初心者の方にもオススメしたいものをいくつか紹介します。
知識がなくても楽しめる展覧会をそろえました!
ルノワールとパリに恋した12人の画家たち
会場:横浜美術館(神奈川県)
開催期間:2019/9/19 〜 2020/01/13
休館日:毎週木曜日(詳しくはHPを確認ください)
巨匠ルノワールをはじめとする印象派の作品や、ピカソやマティスといった近代美術館の作品を見ることができます。
みんなが知っているあの作品がある!というわけではありませんが、展覧会も頻繁に開かれるような日本でも人気の画家が揃っているのでとてもお得な展覧会です。
ポスターにも使われているルノワール「ピアノを弾く少女たち」の別バージョンを解説しました。ぜひ展覧会に行く前にご覧ください。
ハプスブルク展
会場:国立西洋美術館(東京都)
開催期間:2019/10/19 〜 2020/01/26
休館日:毎週月曜日、19/11/19、20/01/26
(詳しくはHPをご覧ください)
日本とオーストリア国交樹立150年を記念して開催された展覧会です。
この展覧会ではヨーロッパの超名家であるハプスブルク家のコレクションを見ることができます。ここで展示されるのはベラスケスやブリューゲルといったTHE・西洋絵画のようなものばかりなので、予備知識なしでも絵を楽しむことができます。
また会場となっている国立西洋美術館の前には有名なロダンの「考える人」が鎮座し、建物本体も2016年に世界遺産に登録されています。
常設展も充実しているので、特別展がなくても楽しめる会場となっています。