テスト前は誰もが不安になるものですが、少しのコツを抑えておくだけでずっと楽になることがあります。今回は試験本番前に見ておくと役立ちそうな10個のトピックについて紹介したいと思います。
普段と違うことをしない
まず最初のコツはよく言われることですが普段と違うことをしないということです。
試験本番前はついつい力んで余計な事をしがちですが、慣れないことというのは自分が思っている以上に疲れてしまいます。新たな参考書に手を出したり、生活リズムを急に変えることのないよう、試験の2週間前くらいからはテストを意識した生活スタイルに切り替えましょう。
考える時間を減らす
大きな試験の前はネガティブな感情に襲われることが多くなります。そうした余計なことを考える時間を減らすためには、常に何かに集中して取り組んでおくことが一番です。
悪いほうに意識が向かないように、勉強の計画を詰めておくなど工夫してみましょう。人と話すのもネガティブな感情から解放され、いい気分転換になります。
持っていくものはあらかじめ決めておく
普段から荷物を準備する習慣のある人が問題ありませんが、多くのずぼらな人間は出かける直前に荷造りをすることが多いんじゃないでしょうか。
試験前家を出るときには忘れ物がないかいつも以上に心配になりますから、あらかじめ持っていくものを決め、準備しておきましょう。鞄に入れるもの一覧を作っておくことも有効です。
持ち物としてオススメしておきたいのは「薬」です。テスト当日は緊張からいつもは起きない体調不良が起こることが往々にしてあります。頭痛、腹痛、乗り物酔いあたりの薬を持っておくだけで精神的に少し楽になります。
不安な時は音楽を聴く
「考える時間を減らす」と少しかぶりますが、移動中などに不安な気持ちに襲われないようにするにはイヤホンで音楽を聴くことをオススメします。基本的には自分の好きな曲でいいと思いますが、ひとつオススメを挙げるとするとショスタコーヴィチの「交響曲第五番」はいかがでしょうか。軍隊を鼓舞するような曲調で、聞くだけでアドレナリンが出ること間違いなしです。
他のおすすめの曲については以下の記事で紹介しています。
会場全体を眺めてみる
会場に到着したら、すぐに席には着席せず会場全体を見渡してみましょう。すると余裕がなくナーバスになっている人が大勢いることが分かります。人間はパニックになっている他人を見ると客観的に自分を見られるようになり、結果的に落ち着いて試験に臨むことができるのです。
服装は温度調整重視
学校によっては制服指定のところもあるかもしれませんが、基本的には私服がいいでしょう。制服は何を着るかで悩まなくていいというメリットがある一方で、温度調節がしにくいという欠点があります。
試験会場の気温は実際に行ってみるまで分からず、またエアコンの当たる位置や窓からの距離によっても温度が大きく変わってきます。同級生の前であまりダサい恰好をするのは気が進まないかもしれませんが、試験へ着ていく恰好は温度調節第一で決めましょう。
スマホはナイトモードに
テスト前の数日や当日は、なるべくスマホをナイトモードにして過ごしましょう。スマホが机の上にあるだけで集中力が大幅に下がることはよく知られていますが、通知音はそのデメリットを増幅させてしまいます。
また当日は多くの場合ナーバスになっていることが多いです。この心境で友人や知り合いから余計な影響(いい影響のこともありますが)を受けるのは得策ではありません。精神をなるべく穏やかにするためにもスマホはナイトモードにしておくのが良いでしょう。
見直し優先
テストでは少しでもいい点を取りたいと思いますが、このために重要なのは見直しです。テストで分からない問題があるとなんとかして点を取ろうと時間を浪費してしまうこがよくあります。ですが、わからない問題に力を注いで5点プラスでとるより、見直しして失点を5点減らすほうが圧倒的に簡単です。
分からない問題があると不安になる気持ちはわかりますが、多くの場合わからない問題に時間を注いでもいい結果は得られることは少ないです。そこに時間を使うくらいなら少しでも多く見直しに時間を割きましょう。
ご褒美を用意する
最後に、試験本番は自分が思っている以上につかれるものです。試験中は気持ちが張り詰めているので疲れを感じませんが、終わってみるとどっと来ることが疲れがきて体調を崩すことは少なくありません。
そんな時心の支えになるのがご褒美です。何もなければ気力を使い果たしたところで精神が弱ってしまいますが、楽しみを用意しておくことで気力の回復を早めることができます。
多くの人は共通テストのあともまだ2次試験が残っているでしょうから、そこまでモチベーションを維持し続けるためにも、テストのあとにはささやかな楽しみを用意しておくのがいいんじゃないでしょうか。
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