高校受験の偏差値と大学受験の偏差値。
同じ偏差値でも基準が違うため、単純に比較ができないという問題があります。
この記事ではある一定の仮定を置いたうえで、高校受験の偏差値と大学受験の偏差値の変換表を掲載しています。誤差や仮定の問題があるため、あくまで参考値であるという点に十分注意してご覧ください。
偏差値変換表
高校の偏差値が50~69の場合の偏差値変換表になります。
偏差値変換グラフ
偏差値変換は以下のグラフより導出した式により値を導出しました。以下のグラフより、高校受験の偏差値が60~80の間に入る場合では[高校の偏差値×1.2 - 17]によって大学受験の偏差値に変換できることがわかります。
今回はこの式を高校の偏差値50台にも適用し、換算値を求めてあります。
また高校受験時の偏差値が50, 60, 70, 100であった人(下図左)は、大学受験では下図右のような位置になることがわかります。次の仮定と注意点でも触れますが、ここでは高校受験時と大学受験時で全国順位が変わらない場合を想定しています。あくまでモデルであり、少なからず現実とは乖離があります。
仮定と注意点
- 今回の推定では近年の世代の大学進学率がおよそ50%であることから、高校受験時の偏差値が上位50%の人のみ大学受験(一般受験)を行うと仮定しています。
- また高校受験時と大学受験時の全国順位が一切変わらない場合を想定しています。つまり、高校受験で偏差値がギリギリ50であった人は、大学受験では最下位移となっています。
- 内部進学・推薦入学など一般受験以外の想定を一切行っていません。
- 数多くいるとみられる浪人生についても考慮していません。
- 努力や怠慢による、高校受験時から大学受験時の順位変動を考慮していません。
- 導出された偏差値は四捨五入を行っているため、実際の値とは誤差があります。
- 今回のシミュレーションでは偏差値の分布が正規分布に従うと仮定しています。
- ここでの結果は少ない試行でのシミュレーション結果であるため、理論値とは誤差があります。
- シミュレーションはRによって行っています。
- 高校受験時の偏差値によって、大学受験時の偏差値が確定するわけではありません。
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