本と絵画とリベラルアーツ

本と絵画の解説

【本の紹介】河合隼雄『こころの処方箋』

オススメ度:☆☆☆☆

新潮文庫の100冊にも選ばれている名著『こころの処方箋』。"当たり前"だけど忘れてしまっている人間関係や日本人特有の性質を再認識することができます。本書の中で私が気に入ったものをいくつか紹介したいと思います!

 

この本をオススメしたい人

・社会に気詰まりしてる人
・最近上手くいってない人

 

河合隼雄『こころの処方箋』

こころの処方箋 (新潮文庫)

こころの処方箋 (新潮文庫)

 

 著者:河合隼雄(1928~2007)

心理学者。京都大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授。日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。

 

 

人の気持ちは分からない

臨床心理学の専門家と聞くとどこか他人の心が分かるのではという気がしてしまいますが、実際は全くの反対なのです。

専門家の特徴は人の心がどれほど分からないかよく知っていることにあります。

 

以前と比べ、アメリカの影響で自分の気持ちを吐露する日本人が増えてきました。しかしまだ自分の気持ちを打ち明けて対話するという段階には至っておらず、しばしば消化不良の事態を起こしてしまっています。

もし言い出し始めたならば、話し合いを続ける覚悟が必要になります。

 

 

人生には緩急がいる

努力を続けてきたという人の中には、80点を常に取り続けてきたという人がいます。しかし人生には100点じゃなければいけない時があります。プロポーズや大事な交渉事など、ここぞというときに100点が取れれば、あとは60点でいいのです。