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『リトル・マーメイド』【感想・あらすじ】

オススメ度:★★★★★

橋を渡るには通行料!

 

『リトル・マーメイド』

 

あらすじ

海の王トリトンの末娘として生まれたアリエル。素晴らしい歌声を持つ彼女は好奇心が旺盛で、周りの目を盗んではフランダーと人間の作ったものをコレクションしていた。

ある日、アリエルは航海中の人間の王子エリックを見つけ、一目で恋に落ちる。その後船は嵐に飲まれ、アリエルはエリックを助ける。エリックは朦朧とする意識の中アリエルの歌声を聞き、その歌声に恋に落ちる。

どうしても再びエリックに会いたいアリエルは、海の魔女アースラと契約し、足を手に入れる代わりに声を差し出してしまう。さらに3日以内にエリックとキスすることができなければ、アリエルのすべてがアースラのものになってしまう。

セバスチャンの協力などもあり順調にエリックと仲を近づけていったアリエルであったが、アースラの妨害によりピンチに陥っていき...

 

感想

ディズニーは大好きなのでだいぶ映画も見ているが、なぜか『リトル・マーメイド』は見ていなかった。おそらく物語の大筋や曲を知っているために、勝手に見たつもりになっていた。たまたまアースラの曲について調べている時に未視聴であることに気がついたので、今更ながらこの度見てみた。

 

そして視聴してすぐに後悔した。なぜ『リトル・マーメイド』を今まで見てこなかったのかと。

キャラクター、ストーリー、音楽、ユーモアとどれをとっても素晴らしい。さすがは90年台の「ディズニー・ルネサンス」を象徴する名作である。

 

特に良かった点が設定である。「王子がアリエルの歌声に恋をし、アリエルが人間になる代償が声という設定」がとにかく秀逸で素晴らしい。

「耽美と不幸の象徴として扱われる人魚の歌声」を変にこねくり回すこと無くディズニーの物語へと昇華させている。

 

またアリエルの衣装が多いのも魅力の一つである。他の多くのプリンセス作品では、プリンセスの衣装はオンとオフの2種類で描かれることが多い。

アリエルはもともと人魚のため衣装を持っていない(ヒレをカウントするかは置いておく)ため、陸上では様々なドレスを着ている。ピンク、ブルー、そしてウェンディングドレスとどれも素晴らしく似合っている。

 

『リトル・マーメイド』は劇団四季でも公演され、さらに2023年には実写版も公開される。どちらも見られる日がくるのが楽しみだ。

 

小ネタ兼メモ

□ジャンピングジェリーフィッシュは花火のこと

□歌の中で「20個もある」といったのはワインオープナー