本と絵画とリベラルアーツ

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2019年10月の読書結果

長い長い夏休みが明け、大学生活が始まりました。

今年は10月になっても気温や天気が不安定で、服装に困る日々です。

 

『読むだけですっきりする日本史』

著者:後藤武士 / オススメ度:★★★★☆

2008年に出版されミリオンセラーになった本。

旧石器時代から現代までを一冊(335ページ程)で学ぶことができます。

 

内容は中学校で習う内容+αとなっていて、高校で日本史を学ぶ前の復習や、長らく日本史から離れている社会人が日本史をさらうのにほどよい深さと分量になっています。

 

私は受験では世界史を使い日本史にはブランクがあったのでとてもちょうどいいレベルの本でした。これから日本史の本を読みたいが、その前に少し復習がしたいと言う人にオススメです。目次は細かく作られているので、特定の分野だけを確認するのにも助かる作りになっています。

 

 

『ノルウェイの森』

著者:村上春樹 / オススメ度:★★★★★★

発行部数上下巻合わせ1000万部越えの村上春樹の大ベストセラーです。

心が壊れる崖っぷちを生き、交わる人たちの姿に胸がいっぱいになりました。読み終わった後しばらく世界から出られずぼーっとしていました。

 

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『こころの処方箋』

著者:河合隼雄 / オススメ度:★★★★☆

新潮文庫の100冊にも選ばれている名著『こころの処方箋』。"当たり前"だけど忘れてしまっている人間関係や日本人特有の性質を再認識することができます。

 以下の記事では私がいくつか気に入ったものを紹介しています。

 

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『ぼくは勉強ができない』

著者:山田詠美 / オススメ度:★★★★★

いい小説には色々あると思いますが、私はスッキリとした小説が好きだったりします。『ぼくは勉強ができない』はその代表と言ってもいいんじゃないでしょうか。

 

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『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者

著者:マーシャ・ガッセン 訳:青木薫

オススメ度:★★★☆☆

 数学者はやっぱり変わり者が多い。"平等"な教育を推進するソ連でいかにしてペレルマンは育ったのか?天才数学者ペレルマンがポアンカレ予想を解くまで、そしてその後に迫ったドキュメンタリーです。

 

『経済はナショナリズムで動く』

著者:中野剛志 / オススメ度:★★★★★★

グローバル化によって経済における国家の役割は減退しているとしばしば考えられるが、それは間違いである。実際には世界経済はナショナリズムによって動かされている。

世界経済というものを正しく認識していく上で欠かすことのできない一冊になっています。

 

 

『ふがいない僕は空を見た』

著者:窪美澄 / オススメ度:★★★★☆

 出てくる人物はみな"弱さ"を持った人間ばかりです。そんな中で生きようとする姿勢に感動しました。「ミクマリ」をはじめとする5つの短編からなる、小さな世界と人間模様をお楽しみください。

 

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