2022年3月13日に行われたビジネス会計検定2級に合格しました。
勉強時間ややり方をこれから受ける方の参考になればと記録を作成しました。
ビジネス会計検定3級を飛ばして2級を受けていいかなど、受験者が気になる情報もまとめてあります。
ビジネス会計検定2級の勉強法
試験の概要
ビジネス会計検定は大阪商工会議所が主催する検定試験です。この試験では、務諸表に関する知識や分析力が問われます。
よく疑問にあがるのが、日商簿記との違いです。日商簿記では財務諸表の作成が中心であるため、学習上でポイントとなるのは勘定科目の暗記と理解です。
一方でビジネス会計検定では財務諸表の読み取りを行います。したがって数値の意味を理解していくことが大切になってきます。
2級の試験は年に2回あり、2022年は3月と10月に行われました。
詳しい情報は検定ホームページをご覧ください。
難易度・勉強時間
難易度は比較的易しめであると感じました。
体感としては簿記2級 >> ビジネス会計2級 ≧ 簿記3級といった感じで、2級よりはだいぶ易しく、簿記3級とはトントンくらいでした。
かかった勉強時間以下の通りです。勉強期間は2ヵ月程度でした。
総勉強時間:35.6時間
公式テキスト:9.2時間
公式過去問題集:26.4時間
下のグラフを見てもらえばわかると思いますが、私の場合だいぶサボって終盤に駆け足で勉強しました。もし集中的に勉強する時間が取れるのであれば、2,3週間での取得も可能だと思います。(簿記の最低限の知識がある場合)
それぞれのテキストの使い方と勉強法は次の章で詳しく説明しています。
*縦軸は分
使用したテキスト・受かる勉強法
ビジネス会計検定3級を先に取得すべきか
勉強法の前に受験前の私の知識状態を説明しておきます。私が受験勉強を開始した時点で、簿記2・3級は取得済、ビジネス会計検定3級は未受験でした。
ビジネス会計検定2級のテキストでは最低限財務諸表の仕組みが分かっている前提で話が進むので、ビジネス会計検定3級または簿記2級を事前に取得しておくとスムーズに勉強を進めることができオススメです。
簿記2級を取得していれば、ビジネス会計検定3級の勉強は飛ばしてしまいまったく問題ありません。ビジネス会計検定3級で出てきた公式なども、ビジネス会計検定2級で一通り解説がされているので3級を飛ばしても困ることはありませんでした。
使用したテキスト
使用したのは以下の2冊だけです。
この2冊さえあれば、確実に合格圏にたどり着くことができます。逆にこれらのテキスト抜きで合格するのは難しいと思うので、受験する予定の方は必ず手に入れておきましょう。
受かる勉強法
基本は公式テキストを1周→公式過去問題集に取り組むという流れで大丈夫です。
私は最後時間が無くなってしまったため過去問すべてを終えることができませんでしたが、余裕をもって合格できました。ですので過去問題集を全て解き終え、解きなおしまでできたという方は問題なく合格できると思います。
効率よく勉強するポイントは2つあります。
一つ目は何度も復習して知識を固めることです。
この試験では覚えることが少ない代わりに、同じ知識を何度も使うことになります。したがって暗記が不十分だと何問も落としてしまう可能性があります。よく出る部分は限られているので、何度も繰り返し確認して知識を定着させていきましょう。
オススメはポイント部分を自分でまとめて暗記シートを作成することです。私はルーズリーフ2枚程度に覚えなくてはいけないことをまとめ、毎日確認していました。そのときにまとめたものを記事にしたものがあるので、よかったら参考にしてみてください。
勉強のポイント二つ目はきちんと手を動かすことです。
これは簿記にも共通していえることですが、問題と解答をただ眺めるのではなく、きちんと計算問題では電卓を実際使用して答えを出すことが大切です。
手を動かすことで能動的な学習となり、知識の定着度合いも上がります。また電卓は日々使っていくことでスピードを上げることができます。本番で時間切れになることがないよう、電卓にも慣れておきましょう。