オススメ度:★★★★☆
私自身英語はあまり得意ではなく、英会話となると尻込みしてしまいます。しかし、この本はそんな私でも読みやすく、読んでいると英語を話したい!と思えてくる、そんな本です。
この本をオススメしたい人
・英語は読めるけど話せない
・使える英語表現を知りたい
日本人は英語が話せない?
日本人はしばしば、英会話が苦手だと言われます。
わざわざ指摘されるまでもなく、多くの人が苦手意識をもっているのではないでしょうか(私はバリバリ苦手意識持ってます。)
スティーブ先生はこの原因を、「学校教育の弊害で、英語の答えが一つだと思い込んでしまっていること」だと考えています。
たしかに思い返して見ると、英語の授業は文法メインで、話すときにも文法を過剰に意識してしまっています。
当然ながら英語も言語なので、唯一無二の正解というものは存在しません。一つの答えに執着して言葉がなかなか出てこないようでは、いつまで経っても英語は話せるようにはならないのです。
英語を話せるようになるためには、どんどんネイティブ相手に練習し、スピーキングのテストを受けていくことが重要になってきます。
とはいえ、急に話せと言われても困ってしまいますよね。スティーブ先生はそんな人のために、様々な場面で使える"釣竿表現"を紹介してくれています。
使える釣竿表現
この本で紹介されている釣竿表現のうち、私が特に使い勝手の良いと思ったものをいくつか紹介します。
そのまま使えるもの
*May I ? :自分が何かをしたいとき
これらの表現はアレンジすることなくそのまま使うことができます。
例えば、物をとって欲しい時はその物を指差してWould you ?と言えば、意思を伝えることができます。
アレンジして使う物
*May I have ○○ : ○○をお願いします(ください)
○○には欲しいものを入れて使います。
May I have that in simple English?とすれば良く、とても使い勝手がいいです。
道を尋ねられたとき
日本にいて一番英語を使う場面は道を尋ねられたときじゃないでしょうか。中学校でも道案内の表現を習った気もしますが、実際に使おうとするとすぐには出てこないものです。
そこで便利になるのが It's ○○ です
It's left. 左です。
It's fifteen minutes from here. 15分かかります
その他で使える表現
*Businsee
do business with ○○. ○○と取引がある。
〜 is good for business 〜によって繁栄する
This is business 仕事だから割り切る
英語を話す上で大切なこと
スティーブ先生の釣竿表現の最大の特徴は、難しいことでも簡単に言い直せるという点にあると思います。
受験を通じて私たちは多くの英単語を覚えているので、実際に英会話をしようとすると「あー、この言葉の英単語どこかで覚えたのに思い出せない…」とたじろいでしまいます。
正確な表現はそこまで重要ではありません。
この本の中で、英語が話せるようになるためにスティーブ先生が繰り返し強調していた点は
・時間
・継続性