本と絵画とリベラルアーツ

本と絵画を通じて教養を身につけるブログ。本や絵画を三つのポイントで分かりやすく解説します

自分の機嫌は自分で取ろう

 気圧が低く気持ちが乗らない季節がやってきました。

 

冬は寒さのため換気も億劫になり、どんよりとした空気の中で長い時間を過ごしている人も多いんじゃないでしょうか。こうした毎日ではストレスがたまり、ついつい機嫌が悪くなってしまっている人も多いと思います。

 

今回は自分の機嫌を自分でとる重要性について話していきたいと思います。

 

自分の機嫌は自分で取ろう

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気持ちは伝播する

まず各自が自分で機嫌をとらなくてはならない理由として、気持ちが電波するということが挙げられます。

 

普段の生活で経験がある通り、楽しい空間にいれば人は楽しい気持ちになりますし、逆にしんみりした空気の中にいればしんみりとした気持ちになってきます。

このような極端な例に限らず、ちょっとした幸福感やピリピリ感というのが空間全体に伝播していくというのは覚えがあるんじゃないでしょうか。

 

人の気持ちは空間に流入し、そこにいる人たちのあいだでウイルスのようにあっちからこっちへと移っていきます。

ある組織や空間において自分の機嫌がとれない人間がいると、その組織の不機嫌の感染源となってしまいます。

 

例えばあなたの機嫌が悪くなったとして、自分でうまく自分の機嫌がとれないために誰か他人に自分の機嫌をとってもらおうとするとします。この時あなたの気持ちは誰かに伝播します。するとほかの誰かの機嫌や気分が悪くなり、その気持ちはほかの誰かへ伝わっていきます。

これを繰り返すとあなたの機嫌が直ったときに再びだれかの不機嫌を被ってしまうかもしれません。つまりあなたの不機嫌はあなたのもとへ帰ってくるのです。

 

インフルエンザと違って不機嫌に対する免疫はありません。自分でコントロールしようとしないかぎり何度でも不機嫌に行動や評価を阻害されることになってしますのです。

 

 

自分はプレイヤーであり、自分のコーチでもある

一流のテニスプレイヤーには一流のコーチが付いています。

 

コーチは常にプレイヤーに寄り添い、試合の途中メンタルがやられそうになったときにはあの手この手で鼓舞して、プレイヤーを最高のメンタル・コンディションでプレイできるように支えています。

このコーチのおかげで、プレイヤーは最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。

 

私たちはトップアスリートではありませんが、それでもメンタルによって多少なりともパフォーマンスに変化が表れると思います。 やる気に満ちているときには仕事もはかどるでしょうし、イライラしているときには普段しないようなミスをしてしまうこともあるでしょう。

IQテストの開発者であるビネー教授も知能を支える三要素のなかに「熱意」を入れています。メンタルと成果にはそれなりに相関関係があるのです。

 

言うまでもなく自分のメンタル・機嫌を維持しておくのは重要な要素になってきます。

ではアスリートでない私たちのメンタルを支えてくれるのは一体誰なんでしょうか。常に私に寄り添い、高いパフォーマンスを保とうと努めてくれるのはどこの誰になるのでしょうか。

 

それは自分自身です。自分のためにも、他人のためにも自分の機嫌をとらなくてはいけないのは自分自身なのです。

 

そんなのは大人として当たり前だ、今更言及するまでもないと思うかもしれませんが、世の中には自分の機嫌が取れていない人が多くいます。とりわけ無意識のうちに他人を使って自分の機嫌をコントロールしようとしている人がかなりの数見受けられます。

 

たとえば他人の言動にイラっときたときについつい余計な一言を言ってはいませんか??あるいは優しくできたはずの場面で冷たく言い放ってしまうことはありませんか??

 

他人を大声で怒鳴りつけるなどは論外としても、普段の生活のなかでちょっとした嫌味やそれに準ずる行動をとってしまうということは相当意識していない限り往々にしてあるはずです。

 

こうした嫌味から出るマイナスの気持ちも組織の中を静かに伝播していきます。こうした静かなる負の感情がはびこる環境からは決していいものが生まれるとは思えません。

この負の連鎖を断ち切るには、各々が意識して自分の機嫌をとっていくしかないのです。

 

 

機嫌を取るためのコストを惜しまない

自分の機嫌を取るうえで重要なポイントは、自分の不機嫌を見くびらず機嫌をとるためのコストを惜しまないということです。

 

ある程度の大人になれば常に何かしらのストレスを抱えており、まったく気に障るものがないという環境はなかなかないと思います。その中で自分が不機嫌であることに徐々になれてしまい、メンタルがむしばまれていることに関して鈍感になっているひとが多いです。

そうした人は自分が多少機嫌が悪くとも「いつも通りだから」と気にとめず、結果としてマイナスのオーラを組織に流してしまっている可能性があります。

 

自分からしたら大したことないとしても、伝播した負の感情は組織の中で成長し、乗数効果が生まれてしまいます。

結果として、自分が予想したよりも多くの悪弊を生んでしまうことになるのです。

 

そうならないためにも、自分の機嫌の安定化は自分の最重要課題だととらえ、手をかけてやらねばなりません。

この時には決してコストを惜しんではいけないのです。もし機嫌が悪い時にラーメンが猛烈に食べたいと思ったならばたとえ遠くとも好きなラーメン屋まで足を運ぶのです。このときにカップラーメンで代用しようとすればストレスは切除しきれずに再び活動を始めるガンのようにまたあなたをむしばみ始めるでしょう。

 

機嫌が悪い時の自分は徹底的に甘やかすべきです

 

たとえ機嫌が悪い時にいくら甘やかしたところで、機嫌がいい時に厳しくして生産性を上げてやればいくらでもおつりがきます。

自分の機嫌くらいと安く見積もらないで、自分の機嫌は思う存分とってあげるようにしましょう。

 

 

今回は自分の機嫌をとる意義についてお話ししました。

もし自分のメンタルが弱っているのにいつも無理くり働かせているのであれば、たまには自分のことも可愛がってあげた方がいいかもしれませんね。