ふと久々にハワイアンズに行きたくなり、一泊で遊びに行ってきた。
前回行ったのはちょうど3年前で、その時は土日でだいぶ混んでいた。ゆっくり回りたかったので、今回は平日に休みをとることにした。
周る中で気付いたことや注意点は別の記事にまとめ、ここでは純粋な感想を載せてある。
9月の平日ハワイアンズ体験記
ひたち号最高
ひたち号に乗り、10:16ごろ湯本駅に到着した。グリーン車にしようかとも思ったが、普通車で十分快適だった。各席に電源がついていたこともありがたかった。
送迎バスまでまだ時間があったので、駅の2階の休憩スペースで休んだ。地方の駅とは思えないほどきれいで、Wi-Fiや電源まで完備されていた。ただトイレだけは屋内にないので注意が必要だ。行きたい場合は改札内で済ませるか、外に設置されたやや古めのトイレを利用することになる。
10:45の送迎バスに乗るため40分ごろにはバスの発着所に向かったが、満席で出発してしまった。ダメかと思ったが、送迎バスは複数台体制で運行しており、小さいバスの方に乗ることができた。
その日宿泊予定のモノリスタワーで受付を済ます。
レイトチェックアウト案内の札が立ってきたが、「今日の宿泊者で、ハワイアンズのチケットを受け取りたい」と伝えるとスムーズに対応してくれた。
ハワイアンズのホテル中でも一番新しいこともあり、館内はかなり綺麗だった。従業員の方々もアロハ風の衣装を着ており、ハワイアンリゾートに来たという実感が得られた。
モノリスタワーはハワイアンズに直結しており、専用のゲートを通ってハワイアンズの1階お土産コーナーあたりから入ることができる。
プールに入る前に、事前登録していたCocoDa!Payのリングを受けとる。
CocoDa!Payはキャッシュレス決済サービスで、専用のシリコンリングを手首にはめて利用する。マッサージなどの一部のサービスを除き、基本的にはハワイアンズ内の施設ほとんどで利用できる。利用には事前登録が必要なので要注意。
便利といえば便利だが、たいていのお店はSuicaも利用できるので、もしスマホを持ち歩いてモバイルSuicaが使えるなら、CocoDa!Payは無くても困らない。
今回は耐水スマホケースを使っていたので、なくてもよかったなと思い2日目は利用しなかった。
さて探せど探せど肝心の交換所が見つからないプールに入る前なのに歩き回り少し疲弊してしまった。
最終的にはお土産屋の店員さんに聞き、なんとか交換できた。交換所は2階にあるので、モノリスタワーから直通で来た人は1つ上の階にあがる必要がある。
最後にロッカーについて。
ハワイアンズのロッカーには200円で1回使い切りタイプのものと、当日中なら出し入れ自由のロッカー(400円・500円)がある。500円のロッカーは400円のロッカーよりやや広い。体感だと1.5倍くらい。
はじめ500円のロッカーに気が付かず400円のロッカーに無理やり詰め込んだが、500円のものもあると知りややショック、、
次の日は学習して500円の方を利用した。
回り道もあったが、これでプールにやっと入る。
平日ハワイアンズは空いている
9月とまだまだプール日和が続いているが、やはり平日ということもあり全体的に空いていた印象。
休日には1時間以上待つこともあるという巨大ウォータースライダー群も、ほぼほぼ待ち時間なしで乗ることができた。どれも乗り場まではスムーズに歩き進められ、2,3組待っている程度だった。
行ってから気付いたことだが、ウォータースライダーではメガネを外す必要がある。まあ言われてみればその通りである。
しかし付けたままウォータースライダーの待ち列に並んでしまっても問題ない。乗り口で申告すれば、係員が預かってくれる。
ラキリバーのときには乗り場で預かり番号のついたゴム輪を渡してくれ、地上のチケット売り場で交換する形式だった。
わざわざメガネのために係の人が1階まで降りているのかと思ったが、そうではなく巾着袋のように紐をくくりつけやりとりしているようだった。
さてウォーターパークやスライダーを一通り楽しんだ後、温かいスプリングパークへ移動した。
スプリングパークは野外にある温泉施設だが、これが異常に眩しい。大して標高が高いわけでもないだろうに常に太陽に見張られているかのような眩しさで、スマホの画面もほとんど見えないくらいだった。
スプリングパークに移動しながら、以前来た時とは違うなと思う点に気が付いた。それは閉まっているお店が多いということである。
平日だからかコロナの影響によるものかは分からないが、前に訪れた店が閉まっているのはすこし寂しかった。
少し遅い昼飯としてロコモコ丼を食べ、17時からの夕食までお腹を空かせようと身体を動かして過ごした。レンタルした浮き輪もなかなか楽しめてよかった。
いざ夕食へ、そして夜のショー
モノリスタワーの夕食はすべてビュッフェ形式で行われる。17時スタートと19時スタートの2部制で、完全入れ替えとなっている。
基本的にはホテル側で時間が決められているが、事前に電話することで希望を伝えることができる(ただし混雑具合などで希望が通らないこともある)。
今回は20:30からのナイトショーを予約したため、17時スタートからになるようお願いしておいた。
夕食スタート2分前くらいにエレベーターに向かったが、エレベーターはフル稼働ながら混雑していた。他にも年配の方などが並んでるのを見て、結局階段で向かうことにした。あの客室数に対してエレベーター2台は少しきつい。
夕飯会場の受付で部屋番号を告げると、係の人が先まで案内してくれる。簡単な説明の後、有料メニューの案内があったのでビールをオーダーした。ブランドは好きな黒ラベル。
料理はこんな感じ。
デザートも種類が豊富で美味しい。強いて言えば、アイスコーヒーがほしかった。あったのかもしれないけども。
食後一休みして、20:30からの夜のショーにむかった。15分前くらいに着くよう向かったが、すでにだいぶ人は集まっていた。
飲み物を買ったり、トイレに寄ったりすると結局ギリギリになってしまったので、30分前に着くのがベストだったと思う。
ドリンクは席の予約をした際についてきた半額クーポンを利用し、ピンクシャワーというレモン系のソフドリを飲んだ。食べ過ぎて少し胃もたれした身体にちょうど良い爽やかさだった。
夜のショーはとても感動した。
ファイアーダンスはムア史弥さんがソロで、これがまた素晴らしい。真剣な顔で次々に技を決めていくムアさん、それが最後大技を成功させポーズを決めたところでは「したり顔」になっている。緊張感から解放され、「やりきった」という安堵感と「どうだ、カッコいいだろ」という自己肯定感が混ざり合い、感情が爆発した最高にかっこいい表情に仕上がっているのだ。
もちろんフラもとてもよかった。
普段よく見ているディズニーのショーのダンサーさんは画一的で、演者ごとの差異が気になることはない。
一方でフラのダンサーさんたちは衣装や化粧は同じでも、笑顔や踊りに個性が感じられる。ショーの1パーツとしてダンサーがいるのではなく、まず人がいてフラがあるという風に感じた。
ショーのあとはモノリスタワーにある大浴場にむかった。おそらくハワイアンズの3ホテルのなかで、モノリスタワーの大浴場が一番きれいだと思う。
温泉は男女別浴で、夜と朝で入れ替えになる。2つの大浴場はそれぞれ異なるテーマがある。私は巻き貝をモチーフにした「うずの湯」の方に夜入った。もう一方は炭鉱空間をイメージした「すみの湯」である。
そのどちらの大浴場も、フチ沿いが多いのがデザインとして優れているなと感じた。
温泉に入る時、人はフチ沿いに集まる傾向にある。フチにタオルを置き、ゆったりともたれかかりながらくつろぐ。そうなると、空間としては温泉の真ん中部分はムダになりがちである。
モノリスタワーの温泉は形を工夫することで、多くの人がフチ側を楽しめるようになっている。見た目の良さを維持しながら、機能的にも優れているのが素晴らしいなと感じた。
2日目
硬めのベッドが自分好みで、朝はスッキリと目覚めることができた。相変わらず混み合うエレベーターを避け、1階の朝食会場まで階段で向かう。
7:30から8:30が一番混み合う時間とのことだったが8時少し前でもスムーズに入場できた。
朝食も夕食と同じようにビュッフェ形式である。フルーツの種類がほかのビュッフェよりも多いのが印象的だった。
10時ごろにチェックアウトを済ませた。さすがにこの時間は受付が混み合っていて、15分ほど待った。
チェックアウト後もホテルのルームウェアやバスタオルは利用できるとのことだったので、お借りすることにした。バスタオルは交換もしてくれた。
2日目はウォータースライダーには乗らず、ゆっくりと過ごした。昨日時間がなくて行けなかった温泉にも行けてよかった。途中で食べたアイスが可愛くて美味しかった。
15時ごろまでのんびりと周り、モノリスタワーにレンタル品を返した。その後はバスが車で土産屋で過ごし、家族用にマカダミアナッツを買って行った。
ハワイアンズでマカダミアナッツを買うのもどうかと思ったが、シンプルに食べたかったので買った。14個入りの大きなものを買ったが、あとで別の土産屋を見ると6個入りがあったので、そっちでも良かったなと思う。
15:30ごろ、湯本行きのバスに乗る。
ホテルやハワイアンズの従業員の方たちがバスが見えなくなるまで手を振ってくれ、観光地ならではのホスピタリティを感じた。
湯本駅で特急券を買い、電車を待つ。
泊まりで2日も遊んだが、思い返せばあっという間であった。全身にまとわりつく心地の良い眠気が誘ってくる。
まどろみの中でダンサーやホテルの方々のことを思い返し、また来たいなと思った。