ITストラテジスト(ST)合格法

はじめに
令和7年度春期(2025年)のITストラテジスト試験を受験し無事合格することができました。
今回独学でテキスト2冊で挑み、コスパのいい勉強ができたと思っているので今後受験を考えられている方の参考に内容をまとめました。

受験勉強をはじめるにあたって
効率よく勉強を進めるためには何よりも事前の情報収集が重要です。
ITストラテジスト試験は合格率の低さ(15%ほど)や参考サイトの勉強時間(200時間)などから膨大な勉強量が必要なように感じてしまいますが、実際には必要な勉強量自体はそこまで多くありません。
そのため「合格するために」必要な勉強対象や時間自体は適切に事前の情報収集を行うことで大幅に圧縮することができます。
私の実績と肌感から勉強時間は50時間あれば十分だと感じています。(午前Ⅰが免除の前提)
以下でそれぞれの大問ごとのおすすめの勉強方法について解説していきます。
午前Ⅱの勉強法:過去問をぶん回しせよ
勉強時間目安:15時間
午前Ⅱは全25問の四択問題形式で出題されます。問題の多くは毎年使いまわされており、私が受験した回では14/25問が既出の問題と全く同じでした。
午前Ⅱの合格ラインは6割(=15問)なので、既出の問題をしっかり押さえておけばあとは1問正解できれば合格できることになります。
まずは最低限の知識をインプットするため以下テキストの午前Ⅱ該当箇所をざっと読み、掲載問題を2周ほど解きましょう。
このときテキスト記載の内容をつぶさに覚える必要はなく、あくまでのちに過去問をぶん回す際にどこに何が書いてあったかうっすら記憶できる状態にしておけばいったん状態としてはOKになります。
こちらのサイトは平成21年までの過去問を勉強することができる受験者利用必須サイトとなっております。私はここに掲載されている問題について6周ほど回し、最終的には選択肢を見ただけで答えが出る状態にまで仕上げて本番に臨みました。
午後Ⅰの勉強法:解答をチューニングせよ
勉強時間目安:15時間
午後Ⅰは他サイトでもよく言われるように「国語の問題」となっております。
答えが基本的に本文中にあるため、そこから抜き出すか要約しながら記述を作成していきます。
注意点としては意外と模範解答が記述可能な文字数に対して少なかったりと初めて解く際には感覚と回答の粒度のズレがある場合があるので、10回分ほど解いて感覚をチューニングするのがよいと思います。
午後Ⅰもテキストは午前Ⅱと同じものだけで十分対策可能です。
午後Ⅱの勉強法:ひな形を用意せよ
勉強時間目安:20時間
ITストラテジスト試験で一番対策が難しいのがこの午後Ⅱになるでしょう。
戦略を立てずいたずらに勉強を進めてしまうと時間ばかりがかかってしまうため、勉強前に十分に方針を立てる必要があります。
ポイントは以下の3点です。
① お作法を学ぶ
② ネタ作りを行う
③ AIに添削させる
① お作法を学ぶ
午後Ⅱは総文字数3,000字ほどの論述形式となっています。
このなかで問われていることにすべて答え、かつそれらの論理的つながりに違和感がないように記載する必要があります。
問われていることすべてに答えるために、まずリード文の中から要素となる部分をピックアップしていきます。具体的には事業特性、対象とするサービスなどがこれにあたります。
必要な要素をすべてピックアップしたうえで章立てを行うことで、不足ない構成に仕上げることができます。
② ネタ作りを行う
問題文の分析方法を習得したら、次はアンコの部分を作っていくことになります。
午後Ⅱでは毎年違う問題が出題されますが、角度が少し変わるだけでテーマ自体は使いまわすことができるので事前に準備していくことが合格への近道になります。
私はBtoC想定のミュージカル事業とBtoB想定の合皮加工業者をもとに2パターンを用意し、過去問を解く中で少しずつアップデートさせ、最終的には合皮加工業者で本番は論述を行い無事合格しました。

またネタ作りの参考には事例集も有効です。私は自分で過去問を解いた後の比較先として事例集を活用していました。
③ AIに添削させる
午後Ⅱの勉強で困るのが作成した解答の添削かと思います。
スクールに通えば先生が添削してくれますが、ITストラテジスト試験のスクールはなかなか高額でコスパでいえばあまりよくないなという感覚です。
そこで有用になってくるのがAIでの添削です。
私はGeminiに添削の際見てほしいポイントをプロンプトで指令し、過去問の解答を作成するたびに添削してもらっていました。デフォルトのAIだと指摘が甘いことがあるので、初めから厳しめに添削してもらえるように指示するのがオススメです。
ただ私は解答を毎回手書きで作成していたので、Geminiに打ち込むために入力するのが面倒だったのでそこは改善の余地がありそうです。



