学校や塾で模試が終わったらしっかり復習するよう言われたことはありませんか??
私も学生時代このように模試の復習をするように言われていましたが、時間がかかるのとやり方がよく分からないという理由からあまりちゃんと取り組むことがありませんでした。
その後浪人時代に試行錯誤し、短時間で効率よく模試の復習するやり方を習得しました!
今回はその方法についてお話ししたいと思います。
短時間で効率よく模試の復習をする方法
復習する目的
そもそも模試をなぜ受けるかということを考えてみましょう。
まず気になるのが偏差値や判定だと思いますが、これは主たる目的ではありません。
模試を受ける目的は、フィードバックを得て今後の勉強に活かしていくためです。
普段の勉強だけでは実際にどれくらいの実力が付いているのか、守備範囲に穴がないかということに気づきにくいです。
そこで幅広い範囲から出題され、かつ以前の自分との比較を行うことのできる模試を受けることによって普段の勉強では得られない利得を享受するのです。
これを踏まえた上で模試を復習する目的を考えていきます。
模試を受ける目的には大きく2つあります。それは
- 自分の苦手を知る
- 解けた / 解けなかった理由を分析する
です。一つずつ説明します。
まず1.自分の苦手を知るというのは、出題範囲の広い模試を通して自分の勉強が足りないところ、手がつけられてないところ、また問題の形式レベルで苦手なところを確認するということです。
同じことを問われていても選択だと分かるのに記述だと振るわないなど、模試を通して自分についてよく知ることができます。
出来なかったところは伸び代なので、自分でしっかりと把握しておきましょう。
次に解けた / 解けなかった理由を分析していきます。
取り組んだ問題の中は
②分かってて間違えた
③分からなかったけど解けた
④分からなくて解けなかった
の4つに分類することができます。
分類する時は大体でいいです。ここで時間を使うのはもったいないのでざっくり分けていきましょう。
模試を解いてる途中に分かってて答えたのか分からず答えたのか簡単にメモしておくとこの分類がだいぶ楽になります。
とりあえずこの4つに分類することで、圧倒的に効率よく復習ができるようになるのです。
それでは次の項で具体的な復習のやり方について解説していきます。
効率の良い復習のやり方
模試の範囲全てを復習しようとすれば膨大な時間がかかってしまいます。
特に国立志望の人の共通テスト模試なんかでは教科数が多く、まともに見返そうものなら1日じゃ確認しきれません。
そこでまずやるのが先に紹介した分類です。
復習する箇所を選定するために、さっきの4つの分類に問題を分けていきます。
そして分け終わったら②分かってて間違えた問題と③分からなかったけど解けた問題を注力して復習していきます。
なぜこの二つに注力していくかといえば、この二つは勉強のコスパが良いからです。
受験勉強の成果とは次その問題を解いた時に自力で解けるかどうかだと言えます。
①分かってて正解した問題はきっと次回も正解できますし、④分からなくて解けなかった問題はその場で軽く復習した程度ではできるようになりません。
一方で②分かってて間違えた問題は間違えた時に復習することで間違えたというインパクトから定着しやすくなりますし、③分からなかったけれど解けた問題はもう少しで分かるようなる可能性が高いですよね。
この部分を重点的に復習することで絶対的な実力や今後の点数を伸ばしていけます。
模試の復習をする際は、もう少しで分かりそうな問題に絞って復習することで、学習効果を効率よく得ることができるのです。