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【オススメ】センター世界史で満点を取った勉強法【独学】

 受験暗記科目の中でもボリューミーな世界史。

範囲が横に広いため一通り勉強してある程度の点がとれるようになったとしても、そこから満点に持っていくのはなかなか大変です。

80点は安定していくようになったが、そこから伸び悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。

 

私も80点半ばあたりで点数が停滞し、なかなか伸びずに悩んでいました。

しかしいくつかのポイントに重点を置いて勉強することで点数が上がり始め、最終的にセンター試験本番では満点を獲得することができました。

 

今回はその中でも特に重要な3つのポイントに絞って解説していきたいと思います。

 

この記事をオススメしたい人

・センター世界史を勉強して一通りは覚えたが、満点にはとどかない。
・2次試験でも世界史を使うのでじっくり勉強したい。

 

 

 

世界史の勉強で年号を覚えることは最重要

 世界史で満点を取りたいならば絶対に欠かすことが出来ないのが年号暗記です。年号暗記抜きに世界史でいい点を取るというのは無謀なことです。

 

≪年号はタテとヨコのつながりを明確化する≫

世界史はタテとヨコのつながりでできています。

このタテとヨコのつながりを明確にしてくれるのが年号になります。

 

タテとヨコがしっかりつながって覚えているということは、その出来事がいつ起こったか理解して覚えているということです。何か出来事や事件について考えたときに、「ああこれは15世紀だからスペインが建国したときと同じだな、だから領土はこうなっていて、、、」と考えることが出来なければそれはしっかりと覚えられているとは言えません。

 

センターで満点をとれるレベルになっていると、頭の使い方は選択問題というよりか記述問題に近くなっています。

 

選択肢を見るときもこれが正解だなと思って答えていくだけでは不十分で、間違っている選択肢がなぜ間違っているか正確に答えられる必要があります。もしそれができないようであるならば、たまたま当たっている段階からまだ抜けられていないと言うことになります。

 

そしてこの記述問題のための頭の使い方というのが、まさに年号をフックに記憶をつなげていく作業になります。年号をたよりに出来事の順番を考えたり、遠く離れた地域との比較を行っていきます。

 

予備校講師や学校の先生の中には年号の暗記を否定する人たちもいます。

大事なのは出来事と出来事のつながりであるから、年号を覚えることは本質ではないというのが否定論者の言い分です。

 

確かに年号自体は世界史おける本質ではなく、世界史を勉強すること通じて獲得できる最大の利点が年号暗記にあるわけでもありません。私もこの点については納得しています。

 

それでも年号を抜きに世界史を覚えていくのはとても現実的ではありません。

年号抜きでも皇帝や支配国の順番を覚えることはできますが、年号が無い場合他の地域とそれらを比べることが出来なくなってしまいます。皇帝の順番を覚えたところで、ではその皇帝の時の世界の様子はどうであるか、と考えることができないのです。

タテとヨコをはっきりとさせるためにも、年号の暗記は不可欠なのです。

 

 

≪優先して覚える年号≫

いくら年号が重要だからと言って、すべての年号を覚えることはできません。

戦略的にもある程度の優先順位をつけて年号を覚えていくべきです

 

オススメする年号の優先度は、戦争の始まりと終わり>国の始まりと終わり>有名な王の即位年です。

戦争は複数の国がからんで起きるので、特に離れた国同士の戦争の場合隔たりのある地域を結びつけてヨコのつながりを理解するのに役立ちます。ヨーロッパとモンゴルがぶつかった1241年のワールシュタット(リーグニッツ)の戦いはいい例です。

 

国の始まりと終わりも地図を覚える上で重要です。13世紀のヨーロッパを思い出そうとしたときに、国や王朝の時代を覚えておくことでその時代の理解がしやすくなります。

 

有名な王の行ったことについてはしばしばテストに直接出題されます。その際違う王と混ぜてひっかけてくるので、時代を正確に抑えておくことで誤りをすぐ見つけることができます。

 

 

地図を覚えるコツは自分で地図を書いてみること

 世界史を学ぶ上で国同士の位置関係をしっかりわかっているとういうことは重要です。国と国の国境はどのようにして決まったのか、その国の首都はどの川にそって建設されたものなか。このあたりの地理が分かっていないと貿易や戦争をきちんと理解することができなくなってしまいます。

 

そしてその国の場所を覚える前提として、大陸の形をわかっていることが大切です。

世界史を勉強していると全然外国の形なんか分からないことに気づきます。今までしっかりと意識してみてこなかったためヨーロッパの国境さえまともに引くことができません。

 

センター世界史で満点を取るならばここを避けて通るわけにはいきません。なんとかして覚えていく必要があります。

 

覚えるときのコツはとにかく自分で手を動かして書いていくことです。自分がその日勉強する地域を白紙に地図帳を見ながら移していきます。そしてその中に国境や首都の位置を書き入れ、その他戦争があればその位置を随時書き込んでいきます。

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世界の形が分かると昔の船の通り道や首都のよく置かれる場所などが分かってきます。これはまさに今流行の地政学そのものです。

初めうちは少し時間がかかるかもしれませんが、何度も書いていくうちに何も見なくても書けるようになるので時間は少しずつ短縮していきます。

 

 

自分だけのタテの軸をつくる

 世界史は暗記科目なので実際に問題を解くときには思い出してとくことになります。

勉強法というとどうしても覚えるコツが中心となりますが、ここではうまく思い出すためのコツについて解説していきます。

 

パッと思い出せるときには何も問題ありませんが、すぐに思い出せない場合には別のルートをつかって記憶を手繰り寄せていく必要があります。

そのために記憶の目次となるものを、あらかじめ頭の中に作っておきます。

 

記憶には理解して覚えている物と、理解していないが体に染み込んでいて覚えている物の2種類があります。前者の例は英単語で、意味と読み、スペルや用法をひもづけて頭の中に保存してあります。一方で後者にあたるのが「寿限無」です。「寿限無」は落語のひとつで、縁起のいいものをすべて子供の名前につけたらとんでもなく長くなってしまったという笑い話です。子供の頃一生懸命練習して覚えたと言う人も多いでしょう。

 

この寿限無を覚えるときにひとつひとつ意味を理解しながら覚えていった、という人は少ないと思います。あまり考えずになんどもなんども口で繰り返していくうちに自然に覚えっていったはずです。体に染み込んでいるのか、不思議とこのようにして覚えたものはなかなか忘れません。忘れないどころか自分がびっくりするほど正確に覚えていることもよくあります。

 

これを勉強に応用したのが九九です。初めて小学2年生で九九を覚えるときには計算をして覚えていくのではなく、なんどもなんどもそらんじることで覚えていったと思います。

こうして体で覚えたものは忘れにくく、さらに口で覚えただけの九九もその後の訓練によって掛け算という概念をいつの間にか獲得しています。

このように体で覚えたものをあとから理解するということは有効な手段なのです。

 

これを世界史にも応用していきます。

まずどこか為政者の移り変わりの激しい都市や地域を決めます。オススメはソグディアナや小アジアです。そしてそこを支配してきた国を紀元前から近代まで順番にまとめて覚えてしまうです。この時に口で覚える方法を使い、あまり頭では考えずに繰り返し声に出すことで覚えていきます。

 

テストでつまった時にはこの時間のタテ軸を使って記憶を掘り起こしていきます。体に染み込ませて覚えたことは出力も早いので、あまり悩まず記憶を呼び起こすことができます。

そしてその思い出した部分から答えを徐々に近づいていくのです。

 

 

最後に

 勉強が進んでいくとほとんど出ないようなマニアックなところをついつい深追いしがちになってしまいます。確かに難関私立ではとんでもないところから悪問が出題されることもありますが、大事なのは結局基礎であることには変わりません。

 

いくらエジプト古王国の王の名前を覚えようともアメンホテプ四世を忘れてしまってはセンターで点は取れませんし、カラヴァッジョの絵画が分かってもベラスケスを忘れてしまってはしょうがありません。

 

とにかく基礎となる部分を何回もくどいくらいに復習することがセンターを初めとする王道のテストでいい成績を収めるコツになります。ここが盤石になった上で初めて二次で出る専門的な知識の学習に臨めるのです。

 

何度やっても覚えられないことや忘れてしまうことがあって投げ出したいこともあると思いますが、継続して勉強していく中で少しずつ世界史に詳しくなっていきます。どうか最後まであきらめずに頑張ってください。

 

 

 

www.artbook2020.com

 

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