私は本を読むのが好きで2,3日に一冊くらいのペースで読んでいます。
本を読みだしたのは小学校3年生あたりからで、友人に割と強引に勧められた伝記を読んでから自分でも好きな本を読むようになりました。
それから中高と読む時期、読まない時期を繰り返しながらなんとか今まで続いています。
本が好きな人は、本を集める派か集めない派か二つに分かれると思います。
集める人でも新品で買うのか中古でいいのか、集めない人も本は買うけど読んだら売ってしまうか、それとも図書館で借りてくるのか。人それぞれだと思います。
私は中古で集める派の人間です。
めぼしい本を見つけるとどんどん買って行ってしまうので、常時本棚には50冊近い積ん読がたむろしています。
新しい本が広告に出てるとすぐに買いたい衝動に襲われることもありますが、学生の身分で一冊1000円超えは中々痛い。
たまに買うならまだしも、しょっちゅう欲しい本が出る人間にはやや財布が痛い金額です。
その結果、基本的に本の蒐集はもっぱらブックオフで行うようになりました。
ブックオフは本の数や種類が雑多で探すのが大変です。
なんの検討も付けずに迷い込むと徒労に終わることもしばしばです。大型書店と異なり、ブックオフには基本的に休憩用のイスがありませんので、長居しているどだんだん辛くなってきます。
限られた予算と時間の中で、どうしたら自分の欲しい本や興味の惹かれる本に出会うことができるでしょうか。
買う本のジャンルを決める
行く前には買う本のジャンルを決めていきましょう。
漫画も教科書も古典も新書も欲しいな、なんてつもりで行くと中々切り上げ時が掴めずダラダラと無駄な時間を過ごしてしまいます。
買う本のジャンルを決めておくだけでも、この棚とかの棚になければもう無いな、と見切りをつけやすくなります。
ジャンルはなるべく細かく絞りましょう。
ただ単に小説やビジネス書というよりは、芥川賞受賞作品やチームマネジメントの本といった具合です。
細かくサボってしまうことで、触れる本の数が減ってしまうのではないか、ということも考えられます。
しかしこれは全くの反対で、むしろ本のジャンルを絞ることによって出会える本が増えるのです。
本のジャンルを絞らずに本棚を眺めていく場合、本を見つけるセンサーは自分の知っている作家や、興味のあるワードにしか反応しません。
全く聞いたことない作家や知らない言葉は知らず知らずのうちにスルーしてしまうようなります。
一方で、ジャンルを詳細に限定した場合にはそのジャンルに対するセンサーが敏感になります。
芥川賞受賞作品を探していれば、普段は気にも留めないような作家でも手を伸ばすようになりますし、チームマネジメントの本を探すならば多少マイナーな本であってもひとまずは開いて中を見てみるようになるでしょう。
センサーを敏感にすることで、特定の分野に対する読書経験をより深めることができるのです。
気になった本は全てカゴに入れる
今度は先ほどの質→量とは異なり、量→質で考えていきます。
ご存知の通り、ブックオフは108円から本を買うことができる激安中古書店です。さらにウルトラセール(例年正月・ゴールデンウィーク・お盆に開催)ではこの値段から20%オフになり一冊80円程度にまで値下がります。
これだけ安ければ、正直ハズレ本を買ってしまった時のショックはほとんどないです。
あんまり面白くなかったけど、80円だしまあいいか。今後の購入の参考にしよう程度に考えることができます。
それだったらいっそのこと気になった本を片っ端からカゴに入れてしまっていったほうが時間的に効率は圧倒的にいいです。
ある程度溜まった段階で、買っても絶対に読まないような本だけ戻せば良いのです。
一冊一冊吟味していくとそれだけでかなりの時間がとられてしまいます。
ガバっと本を選んできて、後から簡単に選別し悩むものは全て買ってしまいましょう。
それが新しい本との出会いにつながるでしょう。