本と絵画とリベラルアーツ

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2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想文にオススメの作品7選【感想付き】

なんでせっかくの休みに本なんて読まなくてはいけないのか。 全国の学生の8割くらいはきっとこう思っているだろう。 夏休みの宿題の定番、読書感想文。 プリントやワークならば最悪答えを写していけば終わるが、読書感想文となるとそうはいかない。 大前提と…

【ディズニー】『きつねと猟犬』は『MAJOR』に似ている【映画の感想】

オススメ度:★★☆☆☆ 僕らは今でも友達だろ? 『きつねと猟犬』 あらすじ 母を殺された子きつね・トッドは、森の動物たちの助けを得て人間のおばあさんであるトゥイード夫人のもと育てられる。同時期、近くに住む猟師・スライドのもとに子犬のコッパーがやって…

【読書感想】辻村深月『家族シアター』【あらすじ】

オススメ度:★★★★☆ 辻村深月『家族シアター』 著者:辻村深月(1980~) 山梨県石和町生れ。千葉大学教育学部卒業。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2018年に『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。ペンネームの「辻…

「竹久夢二伊香保記念館」は竹久夢二を知らなくても楽しめる【口コミ】

先日、伊香保まで旅行へ行った。 宿以外は特にノープランの旅だったので、現地でガイドマップを見ながら行き先を決めていく形になった。地図を見ていると「竹久夢二伊香保記念館」というものが目に入り、行ってみることにした。 正直なところあまり竹久夢二…

【感想】『王様の剣』は作画がいい【ディズニー】

オススメ度:★★☆☆☆ 1964年公開のディズニー長編作品。 イギリスのアーサー王伝説がもととなった作品で、少年アーサーが伝説の王様の剣を抜くまでを描いている。 『王様の剣』 感想 1964年、東京五輪が開催された年に公開されたディズニー映画。アーサー王伝…

【感想】『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』

オススメ度:★★★☆☆ アン・ハサウェイの映画デビュー作で大ヒット作品の『プリティ・プリンセス』の続編。 アン・ハサウェイ演じるミアの女王即位にあたってのいざこざと、スキャンダラスな恋を描いた作品。 『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング…

【あらすじ】『プリティ・プリンセス』は『プラダを着た悪魔』の前に見るべし【感想】

オススメ度:★★★★☆ 大女優アン・ハサウェイの映画デビュー作。 アン・ハサウェイ演じるミアは、サンフランシスコの高校でさえない高校生活を送っていた。そんなミアのもとに、15年間音沙汰なかった父方の祖母から連絡が。 それは祖母がヨーロッパの小国の女…

【あらすじ】ヘミングウェイ『老人と海』【感想】

オススメ度:★★★☆☆ 「あれを持ってくるんだった」そういうものはたくさんある、と老人は思った。だが、持ってこなかったんだよな、じいさん。ま、ない物を嘆いたところで仕方がない。あるもので何ができるかを考えるこった。(p.117) ヘミングウェイ『老人と…

【解説】村上春樹『1973年のピンボール』【感想】

オススメ度:★★★☆☆ しかしピンボール・マシーンはあなたを何処にも連れて行きはしない。リプレイ(再試行)のランプを灯すだけだ。リプレイ、リプレイ、リプレイ……、まるでピンボール・ゲームそのものがある永劫性を目指しているようにさえ思える。 村上春樹『…